モン・サン=ミシェルは伝承によれば8世紀の初め、
司教オーベールが、夢の中で「この地に修道院を建てよ」という聖ミッシェルのお告げを聞いた
その後、長期の難工事を経て完成したのがこの僧院・・・
966年、ノルマンディーのノルマン人修道士がここに住みつき、
ベネディクト会修道院を建設した。1023‐34年に新教会堂が建築され、増改築を重ねて
13世紀にはほぼ現在のような形に。修道院を訪れた人々は、海に浮かぶ美しい姿に信仰を深め
中世以来、カトリックの聖地として多くの巡礼者を集めてきたという。
12世紀には城壁がめぐらされて城砦としての役割をも兼備した。
百年戦争中は英仏海峡に浮かぶ要塞としての役目を果たした。
また、ナポレオン1世の時代には牢獄として使われたという。
現在、修道士は在住していないが
ヨーロッパ随一といわれる優雅な姿は多くの見学者を集めている。
最上階は修道士たちの専用スペースで、円柱が並ぶ回廊は瞑想をする為の神聖な場所・・・
柱の間から差し込む光がとても美しいので必見とガイドブックに・・・
なお、モンサンミッシェルは19世紀に造られた陸と島をつなぐ道路のため砂の堆積が進んで
すでに2mも積もってしまったという。海の中にたたずむ昔の姿を取り戻すために、
現在道路を橋化する工事が進んでおり、2012年前後に完成予定になっているという。
モンサンミッシェル修道院は、世界の旅先人気のなかで日本国内ランク2位という。
お土産売り場に日本語の案内があり、品物に説明まで入っているものがありました~。
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