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1999年の映画。
当時、世間を相当騒がせたキューブリック作品。
既にイタリアにいた私は映画館で観た記憶があるけれど、
はっきりいって、ほとんど何も覚えていなかった。
もう一度観たいなと思いながらずっとそのまま。
昨夜テレビで放映されていたので、
ようやく見直す機会に恵まれた。
観始めて驚いた。
トム・クルーズ、若すぎ!(笑)
トム・クルーズの吹き替え声優が別人だった!(驚)
6年前は別人がやっていたのか、吹き替え。
これについてはこちらも参照。
そして観終わって驚いた。
ニコール・キッドマンもトム・クルーズも
あの頃に比べると着実に伸びているなぁ。
6年前の私は何もわかっちゃいなかった。
6年前の私のイタリア語力って大したことなかった。
いやぁ。
これ、あと5年して見直したら
今の自分のイタリア語力って大したことないと思うのかもね。
たぶん6年前あんまりわかってなくて
何も覚えてなかったのは
自分が若かったせいもあるけど
イタリア語力が足りなかったせいなんだとつくづく。
この映画も賛否両論ですが、私は好き。
自分を見失うことって誰にもあるし、
その彷徨い方がビルの場合ああいう形であったわけで
それをトム・クルーズが演じるとああなるわけで。
確かに、あの頃のトム・クルーズは
まだ爽やかさいっぱいで、
ちょっとその辺が役不足といわれても仕方ないし
映画全体に亘って違和感があるけれど。
二人が信じていた「完璧な家庭」なんて
もろくも崩れ落ちるモノだっていうことも
非常に日常的なテーマであると思うし。
もちろんそうしたテーマの奥の深いところを読むためには
見る側も大人じゃなくちゃいけないのだけれど。
きっと年を重ねて見直すと違う部分が見える映画。
イタリア語の映画解説
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