不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Passeggiata in quartiere San Niccolo'

2011-04-17 23:10:26 | 日記・エッセイ・コラム
天気のよい週末、ふらりと出かけてみたくなった
川向こうのサン・ニッコロ地区。

ミケランジェロ広場の麓にある
バラ庭園とアイリス庭園が公開されていれば
そこへ行くつもりだったけれど
アイリス庭園は4月25日から
バラ庭園は張り紙もされてなくて鍵がかかってました。
昨年公開を取りやめてメインテナンスをしていたバラ庭園、
今年は開けてほしいなぁ。

ということでちょっと前から気になっていた
Giardino di Palazzo di Vegniへ行ってみることに。

土曜日にレイラを連れてふらり。

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フィレンツェを囲む丘の新緑がまぶしい季節です。

街路樹も緑が日増しに濃くなっている感じ。
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グラツィエ橋を渡り、
とりあえず6月24日の一般公開に向けて
急ピッチで修復作業の進められているサン・ニッコロの門へ。
まだ全然終わりそうにないけど、間に合うの?
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バラ庭園に向かう途中、城壁の脇にある水道で
レイラは給水休憩。
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目指す庭園は日曜日しか開いていないことが判明!!
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仕方ないので、土曜日はレイラとそのままお買い物に行って
おいしいヨーグルトを購入して帰宅。

日曜日にリベンジ。
フィレンツェの庭園はワンコが入れない場所も多いので、
レイラをお留守番させてとりあえず一人で。
行ってみたら、こんな殺風景な入り口で
知らなければ絶対に入らないよというまさに秘密の庭園の感じ。
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奥に進んでいくと張り紙があって、
リードつけていればワンコもOKだそうだ。
次回はレイラも連れてきてあげよう!
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秘密の庭園は2006年から一般公開されているらしいですが、
あまり知られていないので、誰もいません。
独り占め感たっぷり。

手入れは行き届いていて
街中にいることを忘れさせてくれる静けさ。
車の騒音もなく、鳥の声が響く贅沢な空間。

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大好きなTiglio(シナノキ)の大木。
花の季節は甘い香りで充満するのだろうな。

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花粉症の私にはこの季節の庭園巡りは
かなり苦痛ではあるけれど、
それを差し引いても来てよかったと思えるくらい
緑と太陽の恵みをたっぷりいただきました。


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隠れ家のような庭園からは
木々の間にドゥオーモが見え隠れ。
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振り返ればベルヴェデーレ要塞から続く
城壁がすぐそこに。
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そしてすぐ隣はかの有名なBardini庭園。
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国立美術館の一部に組み込まれて
手入れが行き届いているバルディーニ庭園に比べると
粗雑な感じが残るけれど、こちらは何しろ無料ですし。
同じような高さからフィレンツェを眺めることができます。

ミケランジェロ広場もすぐそこ。
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天気のよい日曜日に
お気に入りの本を持ち込んで
のんびり時間を忘れて自分の世界に耽るにはもってこいの場所かも。