不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Cantiamo quando siamo in ansia

2006-04-12 09:24:00 | 日記・エッセイ・コラム

「笑う角には福きたる」

しかし笑ってばかりいると、
ちょっとおかしいとも言われかねない。
先日はバスの中で話しかけられたイタリア人のおばさんに

「あなたたちはいつも笑っているわよね」

と日本人についてコメントされました。
日本人って確かにごまかし笑いが得意かも。
という話をしていたら、おばさんは
「それでも怒った顔しているよりはずっといいわよね。」と
さわやかな笑顔で言ってバスを降りていきました。
「笑うことは自分だけでなく他人も幸せにするのよ」って。
確かにそうね。

笑うことと並んで人生を色づけるもう一つの方法。
「歌う」。
これはイタリア人のほうが得意かもね。
でも、たとえ音痴でも、歌うとちょっと気分が変わるでしょ。
心配事があるとき、不安なときには特に
歌うという行為が効果的なんだそうです。

というのも不安な状況に置かれると

人間の体は敏感に反応して
横隔膜がうまく機能しなくなるのだそう。
それによって肺からの酸素の押し出しが少なくなって
呼吸が浅く速くなってしまうのだそう。
そんなときに歌を歌うと
横隔膜の働きが正常になり楽になるんだって。

歌うのが無理な状況の時には
OMという音を繰り返して唱えるだけで
かなり効果があるそうです。

信じるものは救われる。
試してみても損はないかも。

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Nuovo Look di Piazza Spagna

2006-04-11 00:00:09 | まち歩き

ローマのシンボルの一つであるスペイン広場。
8ヶ月の修復・整備工事を終えてきれいになりました。

工事が終わったのと
暖かくなってきたのとで、広場には人がうじゃうじゃ。

Piazza_spagna_01

サン・ピエトリーニも新しく敷きなおされてつやつや。
歩道も広くなったし、何より交通量が規制されて
歩行者に優しいゾーンに生まれ変わりました。
休憩できるベンチもきれいになったし
広場のやしの木の周りの花壇も整備されたし。
なので、もっと人が集まるようになって広場は人でいっぱい。

夜になっても人の流れは途絶えないスペイン広場。
今回の整備でイルミネーションにも手が入れられたので、
以前よりも明るい感じになったみたい。
こんな写真で観るとなんだか思いっきり南国な雰囲気。

Piazza_spagna_palme_01

有名なスペイン階段に向かって左脇にある
これまた有名な老舗のティー・ルーム。

Badingtons_03
Badington Tea Room。
なんか敷居が高くてこれまで寄りついたこともなかったけれど
ちょっとね、気になるものがあったので。
Badingtonがスペイン広場のリニューアルを記念して
スペシャルブレンドを作ったのだそうです。

ちゃんとショーウィンドーにも出ています。
イースター・ティーと一緒に飾られていて可愛い。

Badingtons_01

で、このスペイン広場に奉げられたスペシャルブレンドの名前は
何の芸もなく「スペイン広場」!

でもこの紅茶がほしかったので
いそいそ出かけていったのです。

可愛い猫のイラスト付のカンカンに入っていると11,00ユーロ。
お店で味見ができるのかと聞いたら、できないというので
味もわからないのに、大量に買っていくのは躊躇われ。
なので、50グラム入りの袋詰めを購入。
50グラムで4,50ユーロ。高いなぁ、やっぱり。

Te_piazza_spagna_01
でも可愛いので満足。

お味のほうはどこがスペシャルブレンドなのかわからないけど。
どうしてこの味がスペイン広場なのかわからないけど。
ほのかにフローラルな香りの漂う上品なお味です。

ローマの変わったお土産として
お茶好きの友人には喜ばれるかも!

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Le Domande semplici

2006-04-10 01:10:20 | 日記・エッセイ・コラム

前々から気になっていること二つ。

復活した後のキリストはどこへ行ったのか。
これは友人に聞いたら
「神の子だから復活とともに
肉体ごと天に昇ったのだ」と説明してくれた。
ふーんとしか言いようのなかった私。
「でもなんか復活したっていうからさ、
死んじゃった気がしないんだけど」といったら
「信じるものの心の中に存在するから死んでいない」とも言われて
またもやふーんというしかなかった私。

宗教の話は難しい。

もう一つは
なぜイタリアの投票期間は二日間にわたっているのかということ。
日本よりも投票人口が少ないのに
なぜ、一日で完了しないのかな?
日曜日に仕事している人のため?
政治好きなイタリア人のことだから
たとえば投票日が日曜日だけでも
投票日に仕事休んででも投票しにいくと思うけど。
「なぜ二日間も投票期間が設けられているの?」と聞いたら
「え?考えたこともなかった。不思議?」という答えが返ってきた。
「不思議だよぉ。日本は投票日は一日だし。
他のヨーロッパの国ってどうなの?」と聞いたけれど
「いやぁ、二日間投票日があるのは普通だと思ってたから
他の国と比べたことない」と言われたし。

投票率を上げるために期間が長いのか?
機会平等にするために祭日と平日にわたっているのか?
なにかわけがあるとは思うけど。

他の国では投票期間ってどうなっているのかなぁ?

疑問疑問。

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~イタリアごろごろ猫記~のBasta!もうたくさん!にトラックバック。
イタリアの議会の仕組みについても説明してくれています。


Domenica delle palme

2006-04-10 00:42:08 | 日記・エッセイ・コラム

復活祭前の聖なる一週間の始まり。
祝福を受けたオリーブの枝が各教会で信者さんに配られます。

Pasqua_2006_02
信者ではないけれど、
祝福されたオリーブをいただきました。
世界の平和を祈って。

そんな天気のよい日曜日、
友人に誘われて、
彼女の家にお昼ご飯をかねて遊びに行ってきました。
手土産に選んだのは、こんなかわいらしいケーキ。

Pasqua_2006_01
パスクア用に作られた小さな手のひらサイズのケーキ。
春らしい色使い。

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