多分、若い人は「行水」などという言葉さえ、知らないかもしれない。西洋風の「シャワーを浴びる」に近い、真夏の日本の風物詩に近い、日常生活の一部。江戸時代から続いてきたに違いないが、もう、今では誰もしないだろう。
庭先で、タライにお湯をはって、その中で、体の汗を手拭いなどで流す。実に経済的な風呂代わり。
まあ、そんなことは別にして、とにかく、昼寝しているだけでも汗が流れるほど暑くて、何にもする気になれない一日。夕方5時過ぎになって、ようやく少し、風が涼しくなってきた。
また、人生の貴重な1日が過ぎていく。デスクワークか、読書をしようと思ったが、気分が乗らなかった。
まあ、いいか。シャワーでも浴びるか?