湿度がグングン上昇してきている。強い日差しに照らされて、風も少々出てきたからなんとか凌げるが、散歩中は無風状態。じりじりと汗が出てくる。山エリアのいつもの坂道に掛かろうとするところで、道を横切る、丸々と太った狸の姿が見えた。
「おい!」と呼びかけると、一瞬小さな丸い顔をこちらに向け、短い足を止めた。でも、警戒したのか、すぐに横断して、草ワラに消えた。消えた場所をよく見ると、草に覆われたコンクリートの側溝がある。その中に隠れたようだ。山道を降りてくる時、同じ場所を見ていたら、草が揺れて、姿を表したので、慌てて、やっとちょっとだけ、写真に写せた。三脚でも立てて、じっと隠れて観察していれば、もう少し、いい写真をとることができるのかもしれない。ポケットに食べ物でも持っていたらなあ、と思ってしまった。
最近、この坂道で尻尾の長い、そしてその尻尾の色が見事なブルーの蜥蜴(とかげ)をよく見かける。これは、家の近くの道路で見かけた二匹が喧嘩しているところ。直後に離れたから分かったのだが、最初は、小さな蛇と喧嘩しているのかと思った。
今朝は、梔子(くちなし)の花がポツポツと大きな白い花弁を広げて、いい香りがしていた。かなり大胆に刈り込まれて、痩せた感じになってしまったので、もう、今年は花が咲かないのだろうか、と思っていたら、花数は少ないが、大きい。
最近、ますます背が縮んで、我が家の住人が見下ろす。これは、きっと新型コロナのせいだ。