ギャラリー樟楠&あるぴいの銀花ギャラリー日記

作家の紹介から展覧会の様子。 ギャラリーのあるアルピーノ村の季節のお知らせ。

拝宮和紙 中村功展。

2011年09月22日 20時06分32秒 | 企画展 絵画・平面
 
 
拝宮和紙 中村功展、はじまりました。

Photo
 

Photo_2
 
 
火曜日の夜に 一緒に仕事をしている、息子さんの ひとし君と
徳島賢より 到着され、昨日の台風の中、のんびり展示をしました。

Photo_3
 
 
職人であり、作家でもある中村さんは
自分で漉いた和紙と、漆や柿渋を使った
作品も 製作されています。

Photo_4
 
 
ガンピやミツマタなどの材料は使わず
楮(コウゾ)だけを原料として 作られた 拝宮和紙(はいぎゅうわし)

Photo_5

徳島県那賀郡拝宮の楮を主に、沢水と湧水を使い分けて
漉かれた和紙は、墨を落しても にじみの少ない、独特な紙です。
 
 
灯りのシェードにすると ひかりを柔らかくしてくれます。

Photo_6

 
Photo_7  Photo_8
 
 
拝宮の地の藍で 染めた和紙は やさしい色合いで
爽やかな印象を 受けます。

Photo_9
 
 
自宅の柿から作った 柿渋を染めた和紙も並んでいます。

Photo_10

ぴょろり と飛び出しているのは、原料の楮を叩解(こうかい)と
呼ばれる 叩きほぐす作業前の煮出したモノを漉き込んであるます。
 
 
名刺やはがき、便箋などもあります。

Photo_11  Photo_12
 
 
漆を塗った作品は、水をはる事もできるので
花器としても、うつわとしても 楽しめます。

Photo_13
 

Photo_14
 
 
大袈裟に飾る様なことではなく
暮らしのあたたかさに、すこしプラスになってくれる
繊細と言うほど 細かくはないが
こころ配りが 心地よく伝わってくる
中村さんの和紙と 生活のアイテム

Photo_15
 
 
秋の風を感じながら ふれてもらいたい拝宮和紙。
25日の日曜までは、中村功さんも在廊です。

Photo_16
 
 
26日からの釣りの計画があるとは 大きな声では言えませんが
こうして また、一緒に竿が振れることになったのは
とても とても 嬉しいのです。
それは5年前、北海道で作品展の開催中に中村さんが脳梗塞で倒れたと
聞いてから はじめての釣行になるからです。
 
 
ほんとうに楽しみです。が、
まずは皆様に 拝宮和紙を見ていただかないと
釣りに行けませんね。
 
 
お待ちしています。
 
 
 拝宮和紙 中村 功展
 2011年9月22日(木)~10月3日(月)
 11:00-18:00 9/27(火)休み
 作家在廊日 9/22・23・24・25
 
 
 
 
 




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする