家のそばを流れる水路沿い
歩きだして2分のところのあった
屋敷林がなくなった。
そんなに大きな林ではなかったですが、ここ数年は手入れもされてなく
いい感じで うっそうとしていたのに。
秋になるとオーバーハングした木の下を流れる水路で
小魚たちが落ちたり流れてくる虫を食べていたのに。
昨年の秋に写した この木も無くなった。
外壁に貼ってある板を狙っていた古い家も
気付かないうちに、たった一日で、取り壊された。
なんだか昔を思い返してしまう。
目の前の用水路は、冬でもたっぷりの水が流れている。
でも、その水を利する田んぼは、この辺には、もうほとんど無い。
カエルの大合唱も聞こえない。
のぞき込めば、土煙りをあげて逃げ回っていたドジョウもいない。
用水路には、魚釣り禁止の看板が付き
大人の背丈ほどのフェンスで囲われ、上部には有刺鉄線。
今日はココ、明日は向こうの木と
クワガタやカブトムシを追いかけた木も
ほとんど切られた。
便利な街にはなったかもしれませんが
とっても さびしい気分になってしまいました。
無くなってしまった屋敷林の跡に何ができるのでしょう。
何ができても、その景色に見馴れない様にしたい。
切られてしまった樹木を忘れたくない。