建物のなかの一つのドアを開けると資本主義に賛成する若者たちが大勢、静かに椅子に座って資本主義の素晴らしさを語る人間の講演を熱心に聴いている。
わたしは彼らの前で資本主義が如何に間違っているかを話した。
若者たちは皆一斉にこちらに首を曲げて静かに聴いている。
講演をしていた男がわたしのほうへ余裕をかましながらも迷惑そうな笑顔で近寄り、何故か手に持っていた汚れた歯ブラシをわたしに渡した。
わたしはそれを受け取ってもなお話をやめなかった。
演壇に歩き寄るとわたしは汚れた歯ブラシを台の上に置き、最後にわたしは叫んだ。
「わたしの姉も兄も働き詰めで今にも過労死しかけている。気をつけろ!」
場面は変わってわたしは野外の階段を上ると、そこには一滴の水滴の跡があった。
そこに姉と姉の息子が来て、姉はわたしにこう言った。
「なんでおまえもここに来たんや」
わたしは振り向くとそこには一面の水の涸れた地が広がっていた。
ここは少し前までは、広い湖だった。
「真水が足りない…海の水はまだあれほどあっても、真水が全然足りない……」
そんな夢を、今日見た。
あと25年で「30億人分の水が足りない」状況になることを報告したウィキリークスがリリースした機密文書 : 原因は世界中で進行し続ける過度な肉食