あまねのにっきずぶろぐ

1981年生
愛と悪 第九十九章からWes(Westley Allan Dodd)の物語へ

愛と悪 第百章 中編

2022-10-29 19:41:30 | 随筆(小説)
すべての未来、すべての過去、すべての今を今、上演させる主、ヱホバ。


1989年10月29日 (土) 
午前9時42分 今日は何度か目が醒めて、僕は自分が幼い頃に性的虐待を誰かから受けていたんじゃないかと、また憶いだそうとしていた。 
でもやはり憶いだせなかった。 
今日、夢と現のなかでサタンから福音を受けた。
 僕は今日、必ず女の子を与えられる! 
とても可愛い子で、僕は彼女に一目惚れしてしまうんだ。 
僕は必ず、今日と、そして明日、僕の最大限の力をこの世界に対して使うことができるだろう。 
僕はその力を、僕の魂と引き換えにサタンから与えられたんだ。 
そうであるからには、僕は弱気になるわけには行かない。 
必ず、成功させると約束する! 
僕はもう少ししたら狩りに出掛ける。 
僕の可愛いちいさな餌食が僕を待って、輝いている! 
僕は僕が何をすべきで、僕に何ができるのかを知っている。
僕は彼女を助けに行かなくちゃならないんだ。
この最悪な世界から、彼女を永久に連れ去らねばならない。
僕は、最初は男の子が欲しいと願っていた。
だが、僕の最初の殺人、9月4日の事件#1で、僕が手に入れたのは女の子だった。
それで、覚ったんだ。僕が欲しかったのは、やっぱり女の子だったんだって!
彼女は残念ながら長い時間をかけてレイプを楽しむことができなかったが、今回は決してそのような失敗は許されないだろう。
僕はたっぷりな時間のなか、彼女を味わいつづける。
そして彼女がいなくなったあとも尚、それはつづくだろう。



Sunday, October 29, 1989
1989年10月29日(日)

10:30 a.m. Left home.
午前10時30分 家を出る。

10:45 a.m. Bought film for Polaroid camera.
午前10時45分 ポラロイドカメラ用のフィルムを購入する。



1989年10月29日(日)
午前10時30分 彼女はいつもの空き地で一人で遊んでいた。
2カ月半前、彼女の母親は乳がんの末に死んだ。
彼女の父親は彼女を自分の母親の家に預けた。
実家から車で約40分かかる祖母の家に預けられた彼女は、とても寂しい想いで父親が会いに来るのをいつも待っていた。
しかし父親は、仕事が休日のときも会いに来ることがあまりなかった。
自分よりも恋人でも優先しているのではないか、などという思惑すら彼女のなかには存在せず、彼女はただひたすら父親が会いに来ることを信じて、気を遣いながら祖母と父の兄の家族が暮らす家で過ごしていた。
この日も、彼女は深い寂しさのなか、何か新しいものを見つけようと空き地のなかで植物や昆虫に胸をときめかせて探索していた。



午前11時30分 昨日の夕方に見つけた木々で囲まれた空き地に、4〜5歳くらいの女の子が一人でいた。
彼女は僕の心に深く引っ掛かり、すこし離れた場所からずっと見つめていた。
僕は彼女にその時点でとても惹かれていたが、周囲には人家が並んでいて、今は危険を冒さないことにした。



11:48 a.m. Arrived at park.
午前11時48分 公園に到着。

12:15 p.m. No signs of any children.
午前12時15分 子どもたちの姿は見えない。

午前12時43分 さっきの空地に戻る。同じ年頃の男の子と一緒に、連なる石の上に乗ってさっきの彼女は遊んでいた。
僕はその様子を電柱を背にして、ずっと眺めていた。
すると8-9歳くらいの二人の少年が遣ってきて、男の子に向こうの公園でボール遊びをしようと誘った。
もう一人の8-9歳の少年は支柱に座って二人を見ていた。
年長の三人は僕に背を向けていて、女の子は僕の左20フィート先の場所で遊んでいた。
僕は彼女に近づいて、「やあ。(Hi.)」と言った。
そして微笑みを作って、真ん円の黒いつぶらな目で見上げる彼女に言った。(彼女は間違いなく僕の求めていた女の子だった!)
「僕と楽しく遊んで、お金を稼がないかい?」
彼女は、最初は不安そうで確信が持てないようだったが、僕を怖れてはいなかった。
“Come on — this will be fun,” and reached out my hand.
僕は、「さあ、おいで。楽しくなるよ。」と言って彼女に手を差し伸べた。


彼女は自分に優しく手を差し伸べる彼に、不思議な感覚を覚えていた。
それは何か懐かしさのようなもので、このとき父親や兄に似た雰囲気を彼女は彼に対して感じてはいなかったはずだが、彼女の心を落ち着かせるものが彼のなかにあって、恐れを感じなかった。
だから、彼女は彼の差し伸べる手に手を伸ばし、その手に触れた。
彼女は僕の手を取り、僕と一緒に建物の端まで歩いた。
僕たちは、角を曲がって他の子どもたちから観えないように逃げた。
手を繋いで歩きながら、僕は彼女に言った。
「僕の車に乗ろうよ。」

とても良く晴れた日で、暖かかった。
強く明るい陽射しのなか、僕たちはすこし互いに沈黙し合った。

彼女は、僕を見上げながら、「お金はいらない。」と可愛い声で言った。
僕はちいさな彼女を抱き上げ、言った。
「僕たちはまだ行けるよ。(途中なんだよ。)きみが僕と一緒に行ってもいいかどうか、きみのお父さんに訊きに行こう。」
彼女は僕の腕のなかで納得した。
僕たちは僕の車に着いた。僕は彼女を運転席側に乗せた。
僕たちが車を走らせたとき、彼女は言った。
「Kozueは反対側に住んでるんだ。」
I said, “We’re going to my house and play some games–just do what I tell you and I promise I won’t hurt you.”
僕は言った。「僕たちは家に行って、いくつかのゲームをしよう。僕が君に言うことをするだけで、君を傷つけないと約束するよ。」
彼女はこの瞬間、少し前に起きた悪夢を思いだした。
それは6歳上(10歳)のお兄ちゃんがお父さんと一緒に遣って来たときに、二階の部屋で夜寝るまえ、伯父(お父さんのお兄さん)の息子二人(12歳と15歳)とお兄ちゃんといたとき、下の男の子とお兄ちゃんの二人に捕まえられ、無理やりパンツを脱がされていたずらされそうになったことだった。
彼女は必死に嫌がって泣き叫んでいたにも関わらず、お兄ちゃんも下の子も楽し気でゲーム感覚だったし、上の子はただ少し離れてじっと怪訝そうに見つめるだけだった。
彼女はだから彼からも何かそのようないたずらをされるのではないかと急に不安になったのだった。
午後12時50分 空き地の場所から数ブロックのところで僕が訊ねると、彼女は自分の名はKozueで、4歳だと言った。
彼女は、不安になってきた。遠いところまで行くような気がした。
自分がまだ知らない場所まで向かっているような気がして、怖くなった。
彼女は何度か泣きだした。
僕は右の助手席に手を伸ばして、彼女の左手を握った。
そして僕は彼女を微笑みながら見つめ、彼女に約束した。
「大丈夫だよ、楽しいことが待ってるんだよ。」
 
午後1時30分 僕たちは午後1時半に僕の家に着いた。
女主人ももう一人の住人もいない。完璧だ。
僕は先に車から降りて彼女を抱き上げて車から降ろし、そのまま家まで運ぼうとしたら、彼女は「歩けるよ」と言ったから僕は彼女を降ろした。

アパートの僕の部屋の前に着く。彼女を僕の部屋に先に入れ、僕も入って鍵を閉める。(彼女はやっと死に場所を見つけたんだ!)
部屋のなかは遮光カーテンが午後の光を遮っていて、外は眩しい程だったが中は結構暗い。
僕は、彼女を不安にさせたくなかった。遮光カーテンを窓の半分まで引いて、レースカーテンだけにした。
僕は彼女を早く喜ばせる必要があった。
午後1時32分 ポラロイドフィルムをカメラに入れて、僕が初めて彼女を見つけた(発見した)ように彼女の写真を撮る。
彼女は嬉しいような不安なような困惑と関心を同時に寄せる良い表情をしていた。
彼女を抱き上げてベッドに座らせ、僕も隣に座った。
午後1時33分 彼女に僕のヌード写真集を観せる。
僕はとても興奮したが、彼女はあまり反応がなかった。ただ居心地の悪そうな顔で僕を見つめ、何を言えばいいかよくわからないという顔をしている。
勃起した僕のペニスのアップ写真も見せる。やはり反応が観られない。
これが何か、ということはわかっていると思ったのだが、本当にわかっているのだろうか…?
僕はそれを訊ねようかと思ったが、やめた。
ページをいくらめくっても彼女は長く黒い睫毛で瞬きするだけで何も言わない。
彼女の退屈は僕に伝染し始める。
(僕はグレーのブルゾンを脱いでクローゼットに掛ける。)
午後1時36分 僕は彼女に「服を脱げ。」と言った。
このとき、彼女は"やっぱり、この人もそうなんだ"と思った。
自分が想像していた、いやらしいことがしたくて自分をここに連れて来たんだと彼女は思い、悲しくなった。
彼女は騙された自分に悔しさも感じながら、頑なに彼の要求に応えなかった。
僕は言い方がまずかったと思い、ベッドを降り、彼女の前に跪いた。
もう一度、彼女を見上げて言った。
「服を脱いでくれ。」
彼は、悲しそうな顔なのに眼はとても輝いていて、激しく興奮していることが彼女にも伝わってきた。
僕は、彼女のすこし哀れんでいるような眼で見つめられながら、"やっぱり強い口調だとだめなんだな。"と思った。
僕は彼女に二度、服を脱ぐように言ったが、彼女は言うことを聴いてくれなかったから落ち着いた静かな声で話した。
僕は、優しく低い声で彼女に話しかけた。
「僕も服を脱ぐから、君も脱いでほしい。僕はどうしても、君の裸の写真が撮りたいんだ。君はとても愛らしくて、すごく僕の感情をそそるんだ。僕は写真の才能があるから、いい写真が撮りたいし、必ず撮ってあげるよ。きっとよくわからないと思うけど…それは芸術的なもので大切なものなんだ。軽々しい気持ちでこんなことを言ってるわけじゃないことをわかってほしい。」
彼女は切実に話しかける彼を見つめながら、どうしたって脱がなくちゃ、帰してもらえないんだと思い、涙が出そうだった。
なんだか言い訳をたくさん並べて、本当は裸が観たいだけなんじゃないかと彼女は感じた。
すると、彼は彼女の言いたいことを感じ取ったのか、彼女に優しく微笑んで言った。
「僕は綺麗な君の裸がすごく観たいんだ。」
彼女は、自分でもわからないが、このとき何故か彼の素直さに心を揺さぶられた。
二度、服を脱ぐように言ったあと、僕の前で彼女はやっと靴を片方だけ脱いだ。
彼女は白い花柄模様の赤いスリッポンの靴を片方だけ渋々脱いで、それ以上は嫌だという目で僕を見つめて訴えた。
僕はまるで父親が娘の姿を見つめるように微笑み、彼女に近づいて彼女の左の靴と、白い靴下を脱がせた。
僕が彼女の靴と靴下を脱がせ終えると、彼女はグレーのセーターとベージュのシャツを脱いだ。
そして彼女がオレンジ色のスカートと白い下着を同時に脱ぐのを僕は静かに見つめていた。
午後1時42分 すぐに彼女をベッドに仰向けに寝かせ、二枚目の写真を撮った。
ベッドの下に跪いた状態で、裸で横たわる彼女のヌードを僕は眺めた。
ここから、僕はどうすれば良いかと考えた。
午後1時44分 まだ触られないまま。(Untouched)
僕は、心臓が凄くどきどきしていて、彼女も同じように緊張したように僕を見つめている。
何か彼女が楽しくなるような言葉を探したが、見つからない。
僕はとにかく、ベッドに上がって、彼女の右隣に同じように横になった。
彼女の眼を見つめて微笑む。(反応、特になし)
取り敢えず、キスしようかと思ったのだが、なかなか手を付けられない。
彼女はただ黙っていて、僕をただ、さっきと同じ哀れみを表すような眼で見つめている。
僕は、彼女を気持ちよくさせてあげようと思った。(そしたら何か反応があるかもしれない。)
でも先に、僕はなにか、気持ちを和ませるような面白い話をしようかと考えた。
しかしそう思った直後に突然、僕は彼女が欲しくなった。
「気持ちよくしてあげる。」と僕は彼女に言おうかと思ったのだが、もしそう言って、僕が彼女を気持ちよくすることができなかった場合、悲惨な空間になるかもしれず、そうならないように、僕は言うのをやめておいた。
午後1時48分 僕は身体を起こし、静かに彼女の股間の、その割れ目を見つめたあと、そこを2分ほど舐めた。
僕は彼女のクリトリスを舐めて、彼女を気持ちよくさせてあげたかったんだ。
そのとき、僕は舐めるのをいったん、やめて、彼女の眼を観た。
彼女は本当にすべて無反応で、僕がなにをしようと僕を許し、特に構わないかのようだったが、その眼だけは違った。
彼女のその眼(EYES)、それが僕に、「やめてちょうだい。」と訴えていたんだ!
でも、僕はやめたくなかった。なので僕は、同じように2分間、彼女に、「僕はそれが必要なんだ!」と訴えた。
午後1時52分 1時52分のショー(show)のため(彼女は僕に曝されている)
彼女の眼はまだ、僕に「やっちゃいけない」と訴えている。
でも僕の、彼女が見つめる僕の眼は、「僕はそれをやるんだ」と訴えている。
午後1時56分 3分間、また彼女の割れ目部分を舐めたあと、前戯のために僕もすべて脱いで裸になる。
ふと、部屋の気温を確かめようと温度計を観てみると25.2℃もあった。今日は本当に暖かい。
僕たちは二人丸裸のまま横たわっていたが、彼女も寒さは感じていないようで安心した。
28歳の男と4歳の女の子がさっき出会ったばかりなのにヌード姿で、生まれたままの状態で、何も言わずに眼で語り合っている…これは僕たちのなかで最高に素晴らしいshowで、performance(パフォーマンス)となるだろう。
僕は本当に興奮していた。彼女は最早、僕のためだけに存在しているも同然なんだ!
僕は彼女を知らないし、彼女も何も僕を知らない。でも僕はもう少しで、彼女を生まれる前の状態にできるんだ…!
僕にはその力があるし、彼女は自分の身体と、その内にあるすべてで僕を受け容れなければならない。
僕は気づくと言葉が発されていた。
「僕は全力でやるよ。だから安心してほしい。」
彼女は無言で、美しい裸体を僕に示しながら、泣いているかのようにも観えた。

2:05-2:25 p.m. Sex.
午後2時5分から2時25分まで、セックス。
此処で言う"SEX"とは、ヴァギナへの挿入ではなく、僕が編み出した、"crotch fucked,股間ファック(股間で僕のペニスを擦る模擬性交)"と呼ぶものだ。
そしてこの時、初めて、彼女に反応があった!
僕は勃起したdick(ペニス)を彼女の股間に挟んで、そして気持ちの良いスピードで腰を動かして擦った。
そして彼女の温かい股の間で、僕は絶頂に達して、射精した。
その時、彼女の表情と、その眼(EYES)に、変化が起きた!
Kozueは明るくなり、幸せそうだった…
僕もとても幸せな心地だった。
だから、僕は素直に彼女に言ったんだ。
「Kozueが幸せそうだと僕も幸せだよ。」
彼女は頬を赤くさせ、恥ずかしそうだったが、すごく嬉しそうだった。
僕が、明日にでもしようと考えていることを、彼女はまだ何も知らないんだ…。
僕は午後2時30分に、彼女に服を着させてあげた。
それから、僕たちはベッドの上で座って、まるで愛し合った後の恋人のようにまったりと過ごした。
僕は彼女に色んな質問をした。
彼女はつい二ヶ月半前に、お母さんを亡くしたことを知った。それで、お父さんが仕事で忙しくて、おばあちゃんの家に彼女は預けられてるんだ。
僕は彼女に訊ねた。
「いつもお父さんがいなくて、寂しい?」
彼女は僕を真ん円お目眼で見つめながら「うん(yeah.)」と頷きながら言った。
僕はKozueが可哀想だと感じた。
もし、僕の子(養子)になれば、彼女は立派で従順な僕の性奴隷になれるだろう。
僕はでも、この先に起り得ることを色々と考えていた。
そう、今まで"だれひとり"、僕を安心させてくれる女性がいなかったということを、僕はこの時も考えている。
僕は本当に、僕自身のことが、わからないことだらけだ。
でも、はっきりとわかることもある。
それは、"僕を本当に愛しつづけてくれる女性がどこにもいない"ということなんだ。
僕には、その理由がわからなかった。
僕に今まで、セックスを求めて来た女性たちは皆、セックスの代わりに、僕に愛を与えてくれもしなかった。
そのことを、Kozueに伝えても、彼女はそのことがどんなことであるのか理解できないだろう。
女性たちは、僕を騙してばかりで、本当に素晴らしいものをくれたことはない。
僕はKozueも、「僕を騙してるのか?」と疑う日が来るのは嫌なんだ。
そうなるまでに、僕はKozueを完成(finish)させなくてはならない。

Watched Yogi Bear at 3:00 p.m. 
午後3時に、ヨギ・ベア(Yogi Bear )を鑑賞する。
僕はKozueを楽しませるために、一緒にヨギ・ベアを観てあげた。
観ながら、またたくさん彼女に質問した。
僕は、遊び相手がだれもいないとき、どうしてるのかと彼女に訊いた。
彼女は一人で、いつも家のなかで女の子や、お姫さまの絵を描いてるのだと言った。
僕は紙とペンを持ってきて、何か描きたければ描いていいよ。と言って渡した。
すると彼女は何故か笑って、僕にそれを渡し返し、僕にそれを描くようにと頼んだ。
「僕にお姫さまを描いてほしいの?」
「うん!(yeah!)」
僕も笑って言った。
「ohhhhhhh…僕はそんなもの描いたことないぞ?!」
彼女は僕の言い方が面白かったようで、声を出して笑った。
そして僕が適当に僕のイメージする“プリンセス”を描いて見せると、壺にハマったようで、さらに虫が入ったようにKozueは笑った。
彼女はとても楽しそうで、僕も楽しかったから一緒になって大笑いしたんだ。
午後4時2分 Kozueはブリーフケースを開けたいと言ったから、写真に戻って、彼女の写真をフォトブックに入れた。
午後4時10分 おもちゃを買ってあげたり、ハンバーガーを食べに行ったりしたら、彼女は僕と一晩一緒に過ごすと決めた。We did.(成功だ。)
僕たちはお腹が空いたので出掛けることにしたんだ。
彼女はハンバーガーが食べたいと言ったから、車で近くの店はすべてスルーし、遠くまで走った。
それが彼女を不安にさせたのだろうか、店の中で向かい合って一緒にハンバーガーを食べていると、彼女が食べ終わった頃に突然、彼女は大泣きし始めたんだ。
僕は酷く狼狽え、店内にいる人間たちすべてが僕と彼女を訝し気に凝視した。
しかたなく、僕はすぐに彼女を抱きかかえてレジへ向かい、店員に困った表情で笑いながら、事情を説明した。
「ずっと妹の娘を預かってるんだけど、今日は本当に彼女は機嫌が悪いみたいで…。申し訳ない。」
そう言って素早く勘定を済ませて店を出た。
何故かわからないが、僕の車に着くと、彼女は泣き止んだ。
それでもうこんな厄介なことが起きないように、僕は彼女に言った。
「なんでも欲しいおもちゃを買ってあげるよ。何が欲しい?」
彼女は、真っ赤な鼻を啜りながら答えた。
「おっきなクマさんのぬいぐるみが欲しい…。」
「おっきいってどれくらい?」
すると彼女は手を両端に広げて平然と言った。
「これくらい。」
「それはMADBEAR(イかれたクマ)だ!」
僕たちはまた笑った。
近くのToy Store(おもちゃ屋)で彼女は自分とちょうど同じほどの大きさのマッド・ベアを見つけ、僕はそれを買ってあげた。
おまけに、僕は彼女のために小さなドールハウスセットも買ってあげた。
午後5時35分 Returned home(家に帰る)--彼女は "MADBEAR "とドールハウスで遊んだ。
彼女は初めて、僕の名前を呼んだ。
「Wes(ウェス)、この子が出たいって言ってるよ。」
彼女は小さな女の子の人形を僕に手渡し、つづけて言った。
「ohhhhhhh…ここから出られないよー。ここから出たいよー。なんでここ、出られないんだー。うわー。Kozue、うわー。暗いよー。」
彼女はそう言って小さな男の子の人形をドールハウスのちいさな赤いchest(チェスト)のなかに閉じ込めた。
僕はちいさな女の子を動かして彼女に言った。
「Kozue!僕を助けて!」
彼女は笑って言った。
「ohhhh…--それはむずかしい!でも、やってみる!」

午後6時38分 Kozueはまだ遊んでいる。
おそらく殺すのは朝まで待つだろう。
彼女は今なにも疑っていないし、そうすれば彼女の身体は仕事のあとの実験のためにまだかなり新鮮だ。
(僕が仕事のために目を覚ますとき、僕は彼女の睡眠中に彼女を窒息死させるだろう[もし僕が寝たなら])
午後6時40分 Kozueが熱いコーヒーをこぼした。僕は彼女に僕のシャツを一枚着せた--それは彼女の胸を真っ赤にした。
(僕はそれを観て、Echoを憶いだしたんだ。あの暗い茂みのなかでひとりで死んでいた僕の最初の女の子(Girl)を。)
午後7時 彼女のお父さんとお兄ちゃんを恋しがって彼女は泣きだした。 僕はすぐに彼女をなだめることができた。
この時、Kozueは「お父さんとお兄ちゃんに会いたい。」と言いだし、またも急に泣き始めた。
僕は彼女を抱きかかえながら言った。
「明日、僕がお父さんとお兄ちゃんに会わせてあげるよ。車で家まで必ず送ってあげるから。」
すると泣き腫らした眼で彼女は僕を見上げて言った。
「ほんとう?」
僕はにっこりと笑って頷いた。
午後7時48分 Kozueはまた写真を見たいと言った--彼女はアルバムをめくり、僕をずっと見上げていた。
午後8時5分 彼女がうんこをしているところをドアの隙間から覗き込んだ。
午後9時 「もう1回だけ自分の写真が観たい」--彼女は自分のヌード写真を観たがるが、それ以上は嫌がる。
彼女は僕が撮ってあげた自分の裸の写真が気に入ったようで、何度も観たがった。
でも僕の性的要求のすべてを彼女は嫌がり、僕を拒みつづける。
あと20時間もすれば、僕が死んだ4歳の女の子の裸の写真を撮ることになるとは、彼女はまだ知らないんだ。

午後9時35分 ベッド。9時45分に寝て(寝かせ)--10時には彼女を裸にし、僕も裸になった。

午後10時45分 クリトリスを少し弄り、ヴァギナを触ってみたが、手術は非常にデリケートなものになるだろう。
午後11時のニュースを待ちながら、彼女を殺す最善の方法を考えている--窒息状態(呼吸困難)(choked)にさせるか、絞殺(絞首刑)(strangled)するか、あるいは、窒息死(suffocated)させるか。彼女の首に痕をつけたくないが、素早く、静かに行わなければならない。

僕が仕事に行っている間、彼女の遺体は寝袋の後ろのクローゼットに隠されている。午後11時のニュースを観たい。彼女が "失踪 "してから初めてのニュース放送になるからだ。
よし。(Okay.)ニュースによると、彼女は店から姿を消したらしい。(僕が空き地で彼女を買った場所ではない)

彼女は僕に見つめられながら、何も知らず、今もすやすやと眠っている。
僕は彼女に対して何も恨みはないし、寧ろ大好きなんだ。
明日、彼女はこの世からいなくなる。
僕はそれが愛おしいんだ。
明日には、彼女はどこにもいないけれど、今、こうして彼女は僕の傍で無邪気に眠っている。
僕のために。
僕は満たされる。
彼女は僕を満たしてくれる。
たった、それだけのために、僕と彼女はこうして出会ったんだ。















Viul · Benoît Pioulard - Performance


















最新の画像もっと見る