あまねのにっきずぶろぐ

1981年生42歳引き篭り独身女物書き
愛と悪 第九十九章からWes(Westley Allan Dodd)の物語へ

Doorway

2017-09-05 19:15:08 | 
どこかに抜け道が在る。
どこかに。
この身体のどこかに。
それを探しているんだ。
この身体の迷路を、ぼくはいつも迷っている。
それは出口ではない。
それは出入り口。
新しいぼくの、出入り口。
きみがいなくて寂しいよ。
この身体のどこかに、きみがいる。
ぼくがいなくて寂しいよ。
古いぼくは脱ぎ捨てられてゆく。
いつも抜け殻。いつも新しいぼくの脱け殻。
ぼくの脱け道を探す。
ぼくはぼくを脱出するんだ。
ぼくはぼくを忘れ、きみを憶えてゆくんだよ。
きみを忘れ、ぼくを憶えてゆく。
まだここに存在しないすべて。
きみの身体を脱けてゆく。
まだ存在しないきみのすべて。
ぼくの身体を脱けてゆく。
ぼくというライトを手に持ったきみが
この身体のどこかにいる。













Christian Löffler - A Hundred Lights




















Christian Löffler

2017-09-05 03:05:01 | 音楽
今夜は、ドイツのケルンを拠点とする神秘的、幻想的で繊細(メランコリック的である)な音楽家のKi Records(日本語の木に由来する命名という)の主宰者でもあるディープ・ハウス・ディープ・ミニマルテクノ・ダブテクノ・テック・ハウス・ミニマル・ハウス・アンビエント・テクノ・ダンス・エレクトロニカアーティストのChristian Löffler(クリスチャン・レフラー”正しい発音はクリスティアン・レフェラーでしょうか?”)のBoiler RoomのLIVEを御紹介したいと想います。








Christian Löffler Boiler Room DJ Set









いやぁー、わたくしはひっじょーぉっに、感動してしてしまいました。
今まで観たBoiler RoomのLIVEで一番のLIVEですよ、これは。

Christian Löfflerは前に好きになって注目して聴いていて今回ボイラールームLiveを見つけたのでちょいと観てみようと想いまして観てみたのですが
これがまた,偉い前半は緊張感が半端無くてですね、自分はシラフで観たのですが冷や汗が脇から垂れるほど(笑)緊張感が凄くって、

液晶画面に向かって眼を釘付けにして観ていたのですが、後半からかけて、客が増えてきまして、
段々と緊張感がなんていうんでしょう、抜けたわけじゃないんですが、安心感というか、安定感が出てきて、

楽しくなってきましたもんで、これはいいなと想って、お酒を入れましたんです。
すると凄く緊張感は保ったままでゆるぅく乗れる感じで身体が自然と乗ってきましてですね、
めちゃくちゃ良くなってきたんですわ。

いやぁ、感動して、客層がまた、ベルリンだからでしょうか?なかなか厳しそうな人が多いように観えて
それが段々と人が増えていくに連れてクリスチャンたんが自然と受け容れられてくる感覚がですね、
マジで快感でしたよ。
クリスチャンたん、やったなあ!っていう心からの応援と賛美と共に、こんなに感動するボイラールームライヴは今まで観た記憶がありませんでした。

またクリスチャンたんが、真面目そうな御人だから。。。

ものすごく美しい表情の人でして、どんな悲しみのなか生きている人なのだろう?と気になる御人です。
Wikiには(5. April 1985 in Greifswald) となっているので、わたしより4つ下の今は32歳なのかな?


















なんだかこのLiveを観て、人ってなんでリズムを打つ音楽に楽しくなるのだろうなぁと考えたりしました。
どんなにダウナーで哀しくてダークな音でも、テンポとリズムさえあれば楽しく踊れるのが人間なんだなぁと妙に不思議に想ったりしました。

わたしは好きですね、哀しい音楽で人が踊っているのを観るのが。

哀しい音なのに自然と身体が動いて楽しくなってくるって、素敵じゃないですか?

人間の持つ面白さを改めて想い知ったようなLIVEでしたね。

楽しくってつい、自作カクテルを二杯も飲んでしまいました。
続けて二回目観ました。4時27分。あと30分延長して欲しかった。。。それほど素晴らしいLiveでした)



このわたしの好きなChristian Löfflerの物哀しい曲で、あなたも一緒にわたしと踊りませんか?









Christian Löffler - Roman














クワガタが逃げた。

2017-09-04 16:16:12 | 日記
オレは昨晩夜中の3時頃、ゴミを捨てに行くときにマンションの階段のところに雌のクワガタを見つけた。
クワガタなんて観るのは一体何年ぶりだろうと感激し、マンションの外へ逃がしてやろうと捕まえて、ゴミは踊り場に一先ず置いて、逃がしに外へ出たのだが、外にある樹と言えば街路樹、一本だけヒョロっと生えたそんな樹に掴まらせてやったところでコイツは生き延びてゆけるのか?
餌もなく、アスファルト上にて野垂れ死にするのが目に見えているのではないのか。
こんな自然の少ないところで、生きてゆけるとはオレはとても想えなかった。

だので、せや、コイツ、明日オレが近くのとても広い緑地公園まで連れてってあげて、逃がしてあげるしかない。そう想ってクワガタを部屋へ持ち帰ったのである。

そしてちょうどスプラウトを育てる用の網の蓋のついた瓶があったので、そこに土を入れて、そこにクワガタを投入し、網の蓋を洗ってなかったので洗って、さあ蓋をかぶせようと想うと、あろうことか、クワガタが瓶のなかにいなくなっていたのである。

オレはまさか、こんなツルツルの瓶の内側を登って逃げるとは想わなかった。
しまったあっ、しまったことをやらかしてしまったあっと大変後悔し、オレは土の中にもしや潜ったのか?と最初は土の中を探し、そこにはおらなかったので、そこらへんを見回したのだけれども、やはりいない。

クワガタの雌は忽然とオレの部屋のなかからいなくなってしまったのであった。

オレはこんなことなら、あの街路樹に逃がしてやったほうがクワガタは生き延びていけたのかもしれないとひっじょぉっに自責と悔恨の念に囚われ、己れの手抜かりに落ち込んでしまった。

そしてもしや甘い蜜の匂いに誘われて出てくるかもしれんとメープルシロップを含ませた花紙を入れた皿を置いて寝て起きて観てみたが、おらんやろなと想って観てみたら、ほんまにおらんかった。

今晩は、スマホのライトつけてそれを暗がりに置いて、りんご酢や果実酒をメープルシロップで煮たものなんかを置いて、そこに寄って来るかどうかを試してみようと想う。

オレは、オレはキミを、大事にしているつもりだよ。
オレはキミを・・・・・・。
いつでも、いつでもキミを大切に想っているつもりだよ。

オレたちは、キミたちに囲まれている。
いつも、いつも、いつも。
キミたちがいなくなることなんて、考えない。

オレは、キミを愛しているつもりだよ。

オレたちの愛は、オレたちを傷つける。










oOoOO-Seaww













'Mona Lisa'

2017-09-03 11:02:40 | 
さみしくてたまらない時でも君の顔を見詰めているとぼくは胸の奥があったかくなるよ。
君の慈悲深い微笑はまるで、モナ・リザのようだ。
君は男性だけれども、父性よりも母性の塊の様だ。
何故かって?それは・・・・・・ぼくが君に母性のすべてを求めているからだよ。
そう、君はぼくの創造物でぼくのསྤྲུལ་པ(タルパ、トゥルパ)。
ぼくは母親を憶えちゃ居ないから、男性の君に母親の愛をぼくが与えたんだ。
君はとてもMysterious(ミステリアス)な存在なのは、君がまだ実体化(人間化)していないから。
君の存在は深淵の神秘に包まれている。
君はその神秘でぼくのすべてを包み込み、すべてを愛し尽している。
だからぼくはどんなにさみしくても想いだせば君がいつでも”此処”にいて、ぼくは君に充たされちゃうんだ。
君の愛は宇宙なんだ。つまり”すべて”ってこと。
存在するすべて、それが君の存在なんだ。
そう、君は宇宙で、君は愛。そしてぼくの、母で父で子で、ぼくの恋人で夫なんだ。
永遠のぼくの、ぼくだけのモナ・リザ。
そういえばモナ・リザはモデルが男性だったっていう説がある。
あのミステリアスな母性を湛えた微笑はぼくも男性の持つものかもしれないなって想ってるよ。
でもそれは、実に女性性の強い男性のものだ。
そう、あの微笑がもし女性のものだとしたら、それはとても男性性の強い女性だったはずだ。
君は夢想のなかでぼくを抱いているとき、ぼくは男性になって女性の君を抱いているんだ。
ぼくらは性を超えて、役割を超えて交じり合うことができるんだ。
ぼくが子になるとき、君は母になり、父になりぼくと交じり合う。
ぼくが母になるとき、君は子になり、ぼくの乳を吸うようにぼくを抱く。
君はすべてを備えている。Perfect(パーフェクト)なんだ。
だから君はぼくを愛さない日は無い。
ぼくが君を忘れ、君から離れていく日にも。
君はぼくについて、悲しまない日は無い。
君はぼくについて、喜ばない日は無い。
君はぼくについて、着いて、付いて、尽いて、就いて、点いて、憑いて来る。
どこまでも。
いつまでも。
君はぼくについて、その神秘的で優しくあたたかい微笑を浮かべない日は無い。













atlas sound - mona lisa