ボストン現地レポート 教育に関連した話題を現地から

アメリカのサマーキャンプ、サマースクールの短期留学専門のコーディネーターが、現地の情報を様々な角度からお届けします。

アメリカのサマーキャンプ

2020年01月31日 | アメリカのサマーキャンプ
今日は快晴。気温はマイナス2度ほどのボストンです。日曜日にはスーパーボウルがありますが、地元のペイトリオッツの出場が今年は叶わなかったので、盛り上がりはいまいちです。 さて、本日も昨年の夏、日本からアメリカのサマーキャンプに参加されたお子さんと保護者の方のご感想をご紹介いたします。サマーキャンプは初体験の10才の男の子さんです。

質問:アメリカのサマーキャンプに参加して、一番印象的だったこと(楽しかったこと、困ったこと、なんでも)
回答:マウンテンバイクのアクティビティやフェアデーなどの日。

質問:サマーキャンプに参加する前後で、何か自分の中で変わったこと、気付いたこと、そして考えたこと。
回答:自分の中では、よくしゃべるようになり、コンタクトがとれるようになった。

質問:来年もアメリカでのサマープログラムに参加したいと思いますか? その理由は?
回答:参加したいと思います。なぜなら、またきてね、とみんなに言われたからです。

質問:今年参加したプログラムに何かリクエストはありますか?
回答:特に無し。

(保護者)
質問:お子さんからお聞きになられたプログラムの話の中で、特に印象的であったことをお知らせ下さい。
回答:●マウンテンバイクー自転車に乗ることが大好きなのですが、交通事故等の心配もあり、なかなか日本では乗る機会が無いので、キャンプではほぼ毎日マウンテンバイクを選択し、思いっきり楽しんだようです。 ●ロブスター 最終日の夜、一人一匹大きなロブスターを食べたことを大興奮で話してくれました。手掴みで豪快に皆で楽しく食べたそうです。

質問:お子さんをサマーキャンプに参加させてみて、プラスになったこと。また、その他お気付きになったことがありましたら、お知らせ下さい。
回答:参加させて、本当に良かったと思います。帰国ゲートで迎えた時、開口一番「楽しかった!! 来年も行きたい!!」でした。日本では用意された食事を食べ、コーディネートされた服を着て、学校、塾、宿題に追われる日々を送っていましたが、キャンプでは何を着るか、何を食べるか、どんな時間を楽しむか。。。息子にとっては毎日朝から寝るまでワクワクが止まらなかったようです。帰国後は自分に自信が持てるようになり、自分の事は自分でするようになりました。口数も多くなり、自発的にお手伝いもしてくれるようになりました。時々、カウンセラーさんと英語でメールのやり取りをしているようです。すごい成長を感じました。

質問:何かプログラムに対してご要望(改善できる点)がありましたら、お知らせ下さい。
回答:全てが楽しかったと言っていたので、特にありません。

質問:コーディネーションを担当致しました、American Summer Opportunitiesについて、ご意見をお寄せ下さい。
回答:常温の水を飲み慣れておらず、水分が取れずにいる息子に、緑茶の粉末を届けて下さりありがとうございました。その後は、水分も取れるようになり、無事過ごせたようです。また、勝手な行動をしてしまったり、メガネを壊してしまった際には、本人とも話をして下さり、ありがとうございました。トラブルにもすぐに対応して下さるので、とても助かりましたし、安心して過ごすことが出来ました。通常HPでしか様子を知ることができないのですが、キャンプでの様子をカウンセラーさんから聞いて下さり、息子が最高の笑顔で写っている写真と共にメールで送って下さったりと、子供から何の連絡もない親としては(笑)、とてもありがたかったです。帰りの空港でキムさんからドーナツをご馳走になった、と息子から聞きました。とてもおいしかったと言っていました。息子にとって最高の夏休みになりました。本当にありがとうございました。

添えていますお写真は、このお子さんのことを実にきめ細やかにケアして下さった、自分自身このサマーキャンプの元キャンパーだったという、ニューヨーク出身でYale 大学に在学しているカウンセラーと現地で撮りましたお写真です。キャンプ到着後、このお子さんがホームシックになってしまった時のことを、こんな風に伝えてくれました。
「朝、5時半ごろ、私のカウンセラーの勘と耳が、”誰かが泣いている”と、ささやいたの。すぐに飛び起きて子供たちのことを見回ると、泣いていたのよ。●●が!すぐ彼のベッドの横に座って、どんな気持なのか聞きながら、話しをしながら、本を持ってきて、ベッドの端に座って本を、他の子ども達やカウンセラーたちを起こさないように、できるだけ小さな声で読んであげたの。●●は100%、この本に夢中になってくれたので、そのまま本を●●に託して、”あと1時間は眠れる”と思って自分のベッドに戻ったの。この時点で、この子はもう泣き止んで落ち着いてくれたから。そして翌日、この子は私が英語で語り掛けたこと、そして読んであげた本の内容をほとんど理解していなかった、という事実を知ったの。内容なんてどうでもよくて、この子はだれかが一緒にいてくれて、話しかけてもらいたかったということだったのね。今では、このキャンパーは私のPen pallなの!メールで近況なんか知らせてくれるのよ。Sooooo cute!」 

キャンプディレクターも再三このお子さんと個人的に話してくれました。そして、こんなコメントを寄せて下さいました。
「彼が遠い日本から参加くれたことが、私たちにとっては非常に有難いことで、そしてホームシックを乗り越えて、キャンプを楽しんでくれたことを、カウンセラーたちもみんなで喜んでいます。カウンセラーたちは真摯に、誠実に、そして一生懸命、彼のキャンプ体験が成功するよう、ケアしました。そして何よりも、彼自身が逞しく成長してくれたこと、結果的に自信を持ってくれたことが、素晴らしいことです。また、来年も会えることを楽しみにしています。」

みんなに認められて、期待されて、このお子さんは今年の夏も、同じキャンプへの里帰りが決まっています。今年はどんな表情でボストン空港に到着してくれるかな? 現地ではどんなことをお話ししてくれるかな? 今からとても楽しみです。緑茶の粉末も彼のことを助けてくれて、本当に良かったです! コーディネーターとして、私も、このキャンプのディレクターとカウンセラーたちと同じ気持です。それは、それぞれのお子さんのサマーキャンプ体験が成功に終わりますよう。「行って良かった!」と言ってくれるよう!それだけです。



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