ありのままで…

毎日の暮らしの中から小さな楽しみを見つけて・・・

漬けものついでに、、、糠漬け

2012-07-23 | キッチンから
糠漬けを作りだしてから30年以上になる
この糠床は当時住んでいた近所の金物屋さんで糠漬け用のホウロウ容器を買って、そこで応対してくれたお婆ちゃんが家の糠床をあげるから~って容器に入れてくれたのが始まり
その糠床に継ぎ足し継ぎ足しで今に至る。
家の糠床はすりおろして最後にちょびっと残ったニンニクや冷蔵庫に入れていて古びたショウガ、出汁を取った後の昆布、鷹の爪などが入っている。


秋田では漬けものと云うと甘く塩っけのあるもの。どんなに美味しい漬けものを頂いても子供のころから食べなれた糠漬けは欠かせない。

お米を精米する時に出る糠を沢山貰ってきて綺麗な所は糠漬け用に空炒り、生糠を使うっていう人がいるけど、私は虫がつきそうな気がするので必ず空炒りしたものを沢山作っておく。
弱火で木べらで20分ぐらい底から絶えずかき混ぜサラサラになって軽くなってきたら出来上がり。
塩は野菜になすりつけた塩のみ、水が出てきたらその都度この空炒りした糠を加える。
夏野菜は何を入れても美味しい!これから茗荷も収穫出来るようになるので楽しみだ。
糠床は毎日朝晩かき混ぜないとイケないと思っている人がいるようだが、あんまりかき混ぜすぎると発酵が不十分で美味しくない。2日にいっぺんもしくは野菜を入れる時混ぜれば充分であると、私は思っている。