先週の金曜日、国立国際美術館で開催中だった「貴婦人と一角獣展」に行ってきましたー
この展覧会。なんといっても、フランスはクリュニー美術館に所蔵されていて、初来日の「貴婦人と一角獣」の6面連作のタピスリーが目玉。他はどうでもいい、というのは言いすぎだけど、これを観るだけでも十分満足できると言っても過言ではない
6面の連作は「触覚」「味覚」「嗅覚」「聴覚」「視覚」の人間の五感に「我が唯一の望み」を加えたモノになっており、いずれも背面が赤色のミルフルール(千花文様)で、中央にいる貴婦人の左右に獅子と一角獣が配置されていて、その周りにはさまざまな動植物が描かれているんだね
ちなみに、上写真は「我が唯一の望み」のタピスリー。青い天幕に「mon seul desir」と作品のタイトルが唯一書かれていて、ココロ、知性、精神あるいは愛や結婚を表しているとも言われるが、いろんな解釈ができるということで、未だに謎らしいのだね
美術館では、入ってすぐの広い空間に縦横3~4mの大きなタピスリー6作がどーんと並べられていて、その空間にいるだけで圧倒されるとともに、感動を覚える感じ
6作を何回見比べても、獅子や一角獣の表情であったり、まわりの動植物を見たりで飽きないのだね
一度観にいこうと思った際は休館日で挫けそうになったけど、観ることができてホントよかったねー