リベラルくずれの繰り言

時事問題について日ごろ感じているモヤモヤを投稿していこうと思います.

米大統領のご機嫌ツイートは、参院選後の日本売り渡しの密約を意味するのか?

2019-05-28 | 政治
トランプ大統領が安倍首相と会談したが、それに先立ち大統領はツイッターで「日米貿易交渉では大きな進展が起きつつある」とする一方、成果の「多くは7月の選挙後に待つ」などと投稿した。多くの合意は今夏の参院選後に持ち越すということだ。27日の会談冒頭には「おそらく8月に両国にとって素晴らしいことが発表されると思う」と言った。(朝日新聞2019-5-27夕刊
アメリカでは11月に中間選挙を控えており、トランプ大統領としてはその前に実績がほしいところ。一方、安倍政権としては夏の参院選前は国民の反発を買うような譲歩はできない。一時は米政権は日本のそんな事情はおかまいなしに要求を突き付けてくる姿勢も見せていたが、大統領も「参院選後、中間選挙前」が最も有利と思い直したようだ。
安倍首相はアメリカの武器購入などトランプ政権へのすり寄りが目立つ。先にもアメリカと二国間貿易協定を結ばされたときに「FTA(自由貿易協定)ではなくTAG(物品貿易協定)」と言い張ったことがあった。
参院選前に日米友好ムードで政権の支持つなぎとめに一役買ってもらえば、選挙後なら大幅譲歩もするなどと大統領に密約しているということはないだろうか。
貿易交渉の中身を国民、せめて国会が監視することはできないのだろうか。

追記:安倍首相のために付け加えておくと、朝日新聞2019-5-28によれば、日本側は8月決着を全面否定しているという。ゆめゆめ選挙後に国を売り渡すようなことはしないでほしい。ただ、会談後の記者会見で「8月に大きな発表をするのか」という質問に安倍首相は答えられなかった。野党も、密約を交わして、国民への発表は選挙後というのは国民をだます結果になると反発している。(同4面

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