リベラルくずれの繰り言

時事問題について日ごろ感じているモヤモヤを投稿していこうと思います.

日韓関係最悪のなかで相互訪問者数が最高を更新しても喜べないわけ

2019-06-02 | 政治
慰安婦問題、徴用工問題など問題が噴出して最悪と言われる日韓関係をよそに、今年3月、日本から韓国を訪れた人が1965年の国交正常化以来最高を更新したという(朝日新聞2019-6-2)。2年ほど前から「第3次韓流ブーム」が始まっているとのことだ。一方、韓国から日本を訪れた人も、昨年、史上最高に達した。政治家がいがみあっていても国民どうしの友好は続いている――そんな望ましい流れが定着していると言えるのだろうか。
だが「第3次韓流ブームを支える10代、20代の多くはSNSを通じて自分の趣味に合った情報だけを得ているため、政治の影響をほぼ受けていない」との分析が気になる。記事で紹介されている「国同士難しい問題はあるのは知っていますが、全然気になりません」というコメントのとおりであれば頼もしいのだが、政治に関心がないから日韓関係などお構いなしだとしたら必ずしも喜ぶ気にはなれない。

昨年、麻生副総理は「新聞読まない人は、全部自民党」と発言したというが、そうやって現在の政界で起こっていることに関心をもたず、身近な補助金だとか税金をばらまいてくれるかどうかという点だけで投票先を決めている有権者が今の自公政権を支えていると思うとやりきれない。
(ちなみに、「新聞読まない人は、全部自民党」という発言は、新聞を読んで真実を知った人は自民党には行かなくなることを認めたものだという共産党書記局長の指摘(asahi.com)が面白かった。)


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