![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/ed/cd821a3f0a1ad5bf81a215e0120a2422.jpg)
北九州で、「広重ビビッド」という歌川広重の浮世絵の展示会が開催されていました。
普段浮世絵だけを見る特別展なんてなかなかない。
興味津々です。
浮世絵って小さいんですよね。
全部A4くらいのサイズ。
版画なのでそりゃそんなに大きくはないわな、と思うのですが、普段大きく引き伸ばされた状態で見ているので。
何がいいかって、「初摺」であること。
版画だから、最初の方が色が鮮やかなのです。
人気の絵はどんどん「後摺」が出て、線がぼやけ、色も薄れていくとか…
ここでは展示物一枚一枚に解説が付いていて、「後摺では○○が消えている」など初摺と後摺の差を知らせてくれるのが興味深い。
しかもここは北九州。しかもド平日。
人が少ない!
上野じゃこんな解説一つ一つ読もうとしたら時間がかかり過ぎてきっと閉館に間に合いませんわ。
それに何が良いかって、日本のあちこちを浮世絵にしているから、色んな地域の、当時の風景が見られてこれが本当に面白い!
旅行好きにはたまらないね。
当時、旅行なんてできない人々にとって、各地の風景を描いた浮世絵は見たことのない場所への憧れでもあったんだろうなー。
福岡もありました!
この前行った志賀島のあたり。
山口や大分など、行ったことがある場所が浮世絵になっているのも面白い。
いやー、浮世絵面白いよ!
ミュージアムショップで、2枚だけポストカードを購入しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/18/2394fd2dcc6b9745de0ac1d759bb5995.jpg)
左は、この前行ったばかりの志賀島と海の中道。
右は、亀戸天神境内。
初摺は、橋の下が、間違えて池と同じ色になっているというのが面白くて。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/90/0916b0720da8c1aa64d381f4e6213e06.jpg)
こっちが後摺。
一番気に入った「能登 瀧之浦」はポストカードになってませんでした。残念。