最近義父が酒の肴はいつも刺身がいいと言った。
遠慮がちの彼にとってはこういう発言は本当に珍しい。
何年か前は酒の肴にはさつま揚げのようなもんでもええんや、
と言ったことがあったので、
その気持ちが続いているのかと思って、
魚がないときはそういうものに登場してもらっていたことがあった。
それがこの前、久しぶりに焼いたさつま揚げを出したんだけど、
一切れ食べただけだった。
あれ??と思ったけど、上に書いたような気持ちでいたとは気づかなかった。
長いこと鰹漁の漁師だった彼は何より鰹の刺身が大好き。
鰹船に乗っていた時は昼飯は毎日ご飯と鰹の刺身だったという。
上の発言を聞いてから、なるべく毎日刺身にしようと思った。
肴を何にしようかと迷わず済むし、
近くのスーパーには他の店で見た事のない刺身用の鰹冷凍ブロックが
いつもあるので買い置きできるし、
それほど高価なものじゃないので、
特売で安い時にまとめて買ってる。
何でも遠慮する彼なので、気遣いないようにと、「安い時に買ってるから・・」
・・みたいなことをこの前言ったら、
安くない時でもない時は買ってくれと言われてしまった。
あ~、それほど刺身がいいんだなと思って、それからはほとんど毎日鰹の刺身。
私は鰹の刺身が彼みたいに大大大好きというふうでもないので、
夫と私の分は同じ皿に盛り付けていたんだけど、
そうすると彼は私のがないと思ってか、
急いで食べ、私に渡そうとする。
それまで毎日刺身じゃなかったときには気づかなかったんだけど、
自分が刺身が大好きだから他の人も大好きだと思うのか、
他のおかずはそういうことはしないのに、
刺身に関しては、早く食べ、残して私に渡そうとする。
ぱっとテーブルを見てそうするようだ。
それに気づいてからは3人だから3皿にした。
すると安心してゆっくり酒を飲んでくれるようになった。
自分だけ刺身をたくさん食べたら申し訳ないと強く思うみたい。
自分だけいい思いをしてはいけないと思うのかなと思う。
本当に優しい。
そしていろんなことに本当に遠慮深い。
もっと遠慮なしでやってほしいとここに来た頃は思ったけど、
彼のこれまでの人生で培われたものだし、
90才過ぎてそれが変わるとは思われないので、
遠慮しないで済むようにこちらが配慮するようにしてる。
遠慮なんてない間柄というのは本当にいいなぁと思うし、
その気楽さはなんともいえないもんだけれど、
今ここに共に暮らしている義父は遠慮する。
そういう彼と一緒に暮らすことで、
今そのままの姿とは違う姿を要求しないことを実践させてもらってる、気がする。
させてもらってる、なんて表現はうざいと思う人もいるかもしれないけど、
平和に仲良く暮らして行きたい私なので、
この境遇が私をそうさせる、んだなと思う。
自分よりずっと高齢な人と共に暮らすという経験は、
しようと思ってもなかなか出来るもんじゃない。
彼に対してそれが苦も無く出来るのなら、
他の人にもそうだろう、とは行かないのが人生の面白いところだ。
他の人にはついつい違う姿を要求する気持ちになる。
テレビや新聞に出てくる人にもそれが出てくる・・・
何やってんだろ!?・・なんて偉そうに。
ま、それも今そういう私だな、ということで。丸。
遠慮がちの彼にとってはこういう発言は本当に珍しい。
何年か前は酒の肴にはさつま揚げのようなもんでもええんや、
と言ったことがあったので、
その気持ちが続いているのかと思って、
魚がないときはそういうものに登場してもらっていたことがあった。
それがこの前、久しぶりに焼いたさつま揚げを出したんだけど、
一切れ食べただけだった。
あれ??と思ったけど、上に書いたような気持ちでいたとは気づかなかった。
長いこと鰹漁の漁師だった彼は何より鰹の刺身が大好き。
鰹船に乗っていた時は昼飯は毎日ご飯と鰹の刺身だったという。
上の発言を聞いてから、なるべく毎日刺身にしようと思った。
肴を何にしようかと迷わず済むし、
近くのスーパーには他の店で見た事のない刺身用の鰹冷凍ブロックが
いつもあるので買い置きできるし、
それほど高価なものじゃないので、
特売で安い時にまとめて買ってる。
何でも遠慮する彼なので、気遣いないようにと、「安い時に買ってるから・・」
・・みたいなことをこの前言ったら、
安くない時でもない時は買ってくれと言われてしまった。
あ~、それほど刺身がいいんだなと思って、それからはほとんど毎日鰹の刺身。
私は鰹の刺身が彼みたいに大大大好きというふうでもないので、
夫と私の分は同じ皿に盛り付けていたんだけど、
そうすると彼は私のがないと思ってか、
急いで食べ、私に渡そうとする。
それまで毎日刺身じゃなかったときには気づかなかったんだけど、
自分が刺身が大好きだから他の人も大好きだと思うのか、
他のおかずはそういうことはしないのに、
刺身に関しては、早く食べ、残して私に渡そうとする。
ぱっとテーブルを見てそうするようだ。
それに気づいてからは3人だから3皿にした。
すると安心してゆっくり酒を飲んでくれるようになった。
自分だけ刺身をたくさん食べたら申し訳ないと強く思うみたい。
自分だけいい思いをしてはいけないと思うのかなと思う。
本当に優しい。
そしていろんなことに本当に遠慮深い。
もっと遠慮なしでやってほしいとここに来た頃は思ったけど、
彼のこれまでの人生で培われたものだし、
90才過ぎてそれが変わるとは思われないので、
遠慮しないで済むようにこちらが配慮するようにしてる。
遠慮なんてない間柄というのは本当にいいなぁと思うし、
その気楽さはなんともいえないもんだけれど、
今ここに共に暮らしている義父は遠慮する。
そういう彼と一緒に暮らすことで、
今そのままの姿とは違う姿を要求しないことを実践させてもらってる、気がする。
させてもらってる、なんて表現はうざいと思う人もいるかもしれないけど、
平和に仲良く暮らして行きたい私なので、
この境遇が私をそうさせる、んだなと思う。
自分よりずっと高齢な人と共に暮らすという経験は、
しようと思ってもなかなか出来るもんじゃない。
彼に対してそれが苦も無く出来るのなら、
他の人にもそうだろう、とは行かないのが人生の面白いところだ。
他の人にはついつい違う姿を要求する気持ちになる。
テレビや新聞に出てくる人にもそれが出てくる・・・
何やってんだろ!?・・なんて偉そうに。
ま、それも今そういう私だな、ということで。丸。