ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
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インド・バラナシ

2014-03-27 10:23:15 | ひとの幸福
BSで世界水紀行というのをやっていて昨日はインドのベナレス。

今はインド風の発音なのかバラナシというらしい。

ま、それもどうでもいいんだけど。

ガンジス川はインドのヒンズー教徒にとって神そのもの。らしい。

日本人にとっては違うだろう。

この番組見ていて思った。

日本のあるホテルでは最近、

イスラム教徒の人たちが観光客として来るということもあって、

メッカの方向に向かって礼拝する場所を用意している、

という話を聞いたことがある。

たくさんの客が来て欲しい、という経営的なものが

あってのことは無論だけど。


日本は神道あり仏教ありキリスト教あり、

結婚式は神道で葬式は仏教というようなことも、

なんら不思議もなく為されている。

この前書いた「菊と刀」の中の話で

第二次大戦後、多くの日本人が天皇崇拝が占領軍(アメリカ)崇拝に

すんなり変わったという現象と似てるものがあると思った。

誰が何の宗教をやって(?)いようと構わない。

このことを日本人は一貫した考えがなくて、

いい加減だとか言われるようだけど、

そういうことなんだろうか・・・

上に書いたホテルの話でもそうだけど、

何教だろうとその人が“それを尊ぶ気持ち”でいることを尊ぶ、

というのがあるんじゃないか。

対象である事柄がどうのこうのではなく、

それについて、コレコレ思う、その“気持ち”を

尊ぼうという風潮があるように思う。

小さな子供が汽車の玩具で遊んでいようと、

ままごとセットで遊んでいようと、そんなことはどっちでもいい。

それを楽しんでいるか、ということが大事、

というのと同じじゃないかと思う。