桜 満開 １才

桜のきれいな所を４箇所梯子して観て来た。

湖のそば、川のそば、畑の近く・・殆ど満開で綺麗だった。

やっぱり桜はいいなぁ。

うち３人と友人と友人の孫１才の女の子とで。

川のそばの公園でしばらく１才と遊んだ。

１才3ヶ月。ホントにエネルギッシュ。

下なんか見ないでどこでも走る。つま先が突っかかって転ぶ。

起き上がって又走る。身体の均衡がとれず、ゆらゆらして走っている。

石段を歩き、段の無い空間もまるで地面があるかのように足を踏み出そうとする。

こんなふうに走るのは危ない、下を見て歩かないのは危ない、

そんなふうな知識や情報はまだ無い。

あるのは意欲だけだ。

斜面がなだらかな滑り台に座らせ、

最初はちょっと手を添えたけど、傍ですぐ手を出せる位置に大人はいて、

最後の頃は一人で滑った。

その時の顔！顔中口みたいに口を大きく開け、満面の笑顔。

こんな素晴らしい幸福はない、みたいな感じ。

こんなふうにいろいろな経験をして大きくなるのだろうなと思った。

この位の子供は周りの大人が見守ってやらないと簡単に死んでしまうのだとも実感した。

自分でやってみて、やったことがどういう結果を引き起こしたか、

その経験をこれからの人生でたくさんするんだろう。

それは知識となり知恵となる。

こうしたらこうなった、だから、

（歩くときは足元も見て歩く）という一つの知識を自ら学ぶんだろう。

それは歩くときに顕在意識でそう思うわけじゃない。

自然に覚え、自然にやれるようになる。

言葉で教えてもらわなくても出来るようになる。

元々持っている能力が出て来るだけなので。

野菜の種が発芽し成長するのと同じ。


こんなに小さな頃から子供がやっているそばで、また、やる前から、

大人が言葉で、

あーだめ、そんなことしたら危ないでしょ、

そんなことしたら恐いよ、酷い目に遭うよ、

こうしなきゃダメでしょ、

ほら、そうしないからこうなった　全く手がかかる・・・

そんな“否定的な顔や言葉”を浴びて育ったら・・・

・・それは子供にどういうものを齎すのだろう。

こうしたらこうなってしまうんじゃないか、

こうしなきゃあーなってしまうんじゃないか・・という不安、

失敗したら怒られる・・という恐れ、

間違ったらいけない・・というストレス、

そんなふうな考えが蓄積されるんじゃないかと思う。

不安と恐れで小さなトラブルから、戦争だって起こり、拡がる。

今日、意欲の塊みたいな１才の女の子と一緒に居て実感した。

このまますくすく育ってほしい。

要らない干渉さえしなければいい。

簡単だけど、簡単じゃないのかもしれないけど。

良かれと思って干渉してきた母親だった私はそう思った。