ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
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世の中 と ひと

2011-12-18 09:00:21 | ひとの幸福
世の中が変わる→人が変わる→世の中が変わる→人が変わる・・・・

なんてこと書いた。

世の中というのは人にとっての環境。

時代も環境。

江戸時代にもし私がいたら、今みたいな私じゃない。

こうしてパソコンに向かったり、手芸したり、

本を読んだり、そういう行為はしていない。

多分一日の殆どをせっせと働いていただろ。

戦後と戦前、戦後すぐと現代、10年前と今・・・

比べてみたら、ひとの行為が違うはず。


たくさんの人がいろんな行為や行動をしている。

そして、人のいろいろな行為が起こる元は人の意思。


その意思は無意識的なものも結構多い。

そのつど思ったり、考えてなんかいない。

朝もどうやって起きるか、なんて思わない。

どうやって着替えようかなんて思わない。

どうやってリビングまで歩こうか、なんて思わない。

朝起きて、顔を洗うか洗わないか、どっちにしようかなんて思わない。

当たり前のように起きる、顔を洗う、着替える、ご飯を食べる。

そんなふうに自分がなってる。

みんな潜在意識の働きで。


原始時代や戦国時代の人は朝起きて、

すぐに顔を洗っていなかったかも。

朝起きたら顔を洗うもんだ、みたいな見方はなかったと思う。

三食ご飯を食べるもんだ、食べなきゃダメみたいな、

食に対しての見方も昔はなかった。

三食ご飯を食べられるようになったのは、

人類の歴史で割と最近みたいだし。

日本じゃない、もっと貧困で苦しんでいる国なんかは、

今でも一回の食事すらまともに食べられない人は多い。

世の中変わった、というフレーズがあるけど、

こういう~するもんだ観、~こういうもん観、が

世の中を創っているのかもしれない。

そして、こういう世の中が、

そういう~するもんだ観、~こういうもん観を創っている。

リング、循環だね。


いい学校に入らないといい就職が出来ないもんだ観とか。

でも、今という時代、こういう観は結構急激に、

その立ってる土台が崩れそうになってる感じがする。

いい就職が出来たと喜んでも、イヤになってすぐやめるとかも聞くし、

いい学校に入れたとしても、就職難の時代みたいだし。

~こうするもん観、こういうもんだ観というのは固定的なので、

世の中の急な動きに付いていけない。

事実と合ってないそういう観は、

時と共に消えていくんだろうな。