晴海ヶ丘の空の下

大阪から淡路島に引っ越したアロマピアの 
“おばさんセラピスト” のひとりごと

石けん生活 はじめませんか?

2022年04月23日 | キレイとゲンキの話
コロナ禍が始まった頃に、
石けんでの手洗いが新型コロナウイルスの
不活化や消毒に効果があると
マスメディアに取り上げられましたね

いつ終わるともわからないコロナ禍ですので、
今一度 石けんの有用性をお話ししますね

国立感染症研究所の検証試験結果から
液体石けん(石けん濃度 0.24以上)と
固形及び粉石けん(石けん濃度0.22以上)に
新型コロナウイルスの不活化効果や消毒効果が
認められました。

(いづれも石けんが泡立つ濃度)

ウイルス除去は流水による手洗いも有効なのですが、
石けんはウイルスの膜を壊すために
さらに効果を発揮します

しかし、石けんといっても、
市販の台所洗剤やハンドソープ、シャンプーなど、
合成界面活性剤(いわゆる合成洗剤)は、
主成分であるAES
(アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム)の
濃度を0.5%まで上げても
新型コロナウイルスの不活化効果や消毒効果が
認められませんでした。

つまり商品名にハンドソープと書かれていても
成分が石けんでないものがあるので、
注意が必要なんですね

このAESには、『植物生まれ』とか
『高級アルコール系』などの宣伝文句が
用いられていますが、洗剤であっても
石けんではないんですね

そして困ったことに
合成界面活性剤は汚れと一緒に皮脂を取り、
細胞間脂質や細胞膜まで侵入し、
タンパク質と結合して皮膚を荒らします。

泡で出てきてアワアワ摩擦レスといっても
合成界面活性剤であれば
細胞膜まで浸透し肌を荒らすのですね

そして環境も汚してしまうのです

合成界面活性剤には、魚毒性があり、
生分解性が悪いため環境中に残留します。

一方、石けんは皮脂膜を残して汚れを落としてくれます

また水中のカルシウムと結合して魚のエサになり、
生分解性が良いのが特徴ですね

[コープ自然派事業連合発行 
 自然派NEWS LETTER vol.461より引用]

さらに最近は『香害』という言葉が生まれているように

合成洗剤や柔軟剤などは香りを長持ちさせるために
「マイクロカプセル」が使われています。

このマイクロカプセルも気になることがいくつかあるので、
また次回にお話ししますね