フライフィッシングの話

川、湖、管理釣場などの国内釣行記、海外釣行記、タックル、フライなど、フライフィッシングにまつわる話と美しい写真。

初釣行の忍野で・・・。

2006-04-03 15:07:48 | 桂川(忍野)
4月1日(土)晴れ

忍野へ到着したのは、9時半を回った頃でした。
自衛隊橋から川を覗くと、相変わらず川底にニジマス、表層にヤマメが見えています。
早速、大臼荘で年券を購入し、自衛隊橋から下流の鐘ケ淵堰堤まで様子を見ますが、水位が低く、あまり良い状態ではありません。流れ込みから魚公園裏は人が入っていたので、さらに奥へ進むと、林の中を抜ける道は、溶けた霜のせいで、地面がドロドロになっていて、とても歩きにくい状態でした。

温泉裏には結構魚が溜っていて、ディンプルライズも頻繁に起きています。
早速、ガガンボイマージャーを結び、目の前に居た良型のニジマスの鼻先へ流してみると、あっさりとフライをくわえました。ところがこの魚、フッキング直後から、リールを逆転させる素晴らしいファイトを見せ、続けて何度か走った後、ようやくランディングに成功。今年最初の獲物は、35センチのホウライマス(写真)でした。
そのまま同じポイントで良型のニジマスを5尾追加したところで、反応が無くなったので、引き返そうとしたところ、上流の護岸脇に大きな魚影が見えます。良く見ると、80センチは裕にあろうかと思われる巨大なイトウでした。このイトウ、昨年はここから20メートル程上流に長い間定位していましたが、今年はこの場所が気に入ったのでしょうか。とりあえず、写真でも撮っておこうと背後から慎重に近付いてみますが、なかなか警戒心が強く、すぐに遠ざかってしまいます。さらに近付くには、足場の悪い斜面に足を掛けなくてはならず、一瞬どうしようか迷ったのですが、次の瞬間、やってしまいました。斜面の柔らかい土と共に、右足が川の中に落ちてしまったのです。

右足の膝から下はずぶ濡れでしたが、そのまま釣りを続けました。
今度は、金田一の手前でシマトビゲラのハッチが確認出来たので、ピューパを対岸のバンク際に落し、ダウンクロスで流心部を狙います。ところが、アタリはあるものの、なかなか魚が乗りません。何投目かに、ようやくフッキングしますが、すぐにバレてしまい、同じ事を3回程繰り返して、ようやくキャッチしたのは、ヒレが丸い35センチ程の放流マスでした。ところが、この魚を取り込もうと、5メートル程上流へ移動しようとした時、今度は粘度状の地面に足を取られて、危うく2度目の転落を被りそうになりました。もしここで落ちていたら、今度は腰まで浸かっていたかも知れません。(汗)
その後、小型のブラウンやヒレピンレインボーなど、6尾をキャッチして、上流へ移動します。

大臼荘前は、相変わらず人が居たので、そのまま通り過ぎ、S字まで行くと、何だかいつもよりのっぺりとしているように感じました。川底のバイカ藻は昨年よりも明らかに減少していて、魚影もあまり濃くありません。とは言っても、バックが開けた唯一のポイントとあって、相変わらず大勢の人が入っています。
釣堀前まで行くと、今度は茶色い海苔のような浮遊物が大量に浮いていて、それがリーダーに付着するため釣りにならず、すぐに引き返します。その後、新名庄川合流で小型のヒレピンレインボーを2尾キャッチして、大臼荘で遅い昼食となりました。

ひと休みして、3時半頃、川へ行ってみますが、ライズは殆どありません。
とりあえず、温泉下へ行くと、こちらも何尾かバラシただけで、キャッチは出来ませんでした。
仕方無く、自衛隊橋へ引き返して、イブニングを待つ事にします。
ただ待っていてもしょうがないので、橋の下でウェットを流してみますが、アタリはあってもフッキングまで至りません。暫くして全く反応が無くなってしまったので、休んで観察する事に・・・。ハッチは、ユスリカが多く、次に目立っていたのはガガンボでした。ところが、魚の方はというと、ガガンボには全く興味を示しません。散発的に岸沿いでライズが起こりますが、流心部の魚は相変わらず水中の流下物を捕食しているようです。ここで、再度ウェットを流してみると、2尾のヒレピンレインボーが立て続けに釣れて、その後はパッタリとアタリが無くなりました。そうこうしているうちに、だんだんと暗くなって来て、今日はもうダメかも知れないと思い始めた頃、ようやくヒゲナガのハッチが始まりました。ところが、魚の反応はあってもフッキングには至らず、終了の時間が刻々と近付いて来ます。そして、最後にようやく手ごたえを感じたと思ったら、何と合わせ切れ。今日はここでタイムアウトとなりました。

今年の初釣行、川に落ちたのは余計でしたが、結果的には満足の行くものでした。
次回は是非、イブニングのヒゲナガをリベンジしたいと思います。


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