来月、SAGEから新しいモデルが発表されるようだ。
その名は「Z-AXIS」
内容は明らかではないが、XPの後継モデルという事で、XPと比べて10%以上も軽くなっているらしい。もちろんXPは今ある在庫限りとなる。
SAGEにはこれまで銘竿と呼ばれるものがいくつもあった。
その始まりは何と言ってもRPLシリーズだ。何しろ開発に携わったのが当時のキャスティング世界チャンピオンだったスティーブ・レイジェフ氏である。グラファイト2や3といった当時最先端の素材を用い、現代ロッドの原形とも言えるティッピーなファストアクションに仕上げられたロッドは今でこそ普通に思えるが、当時は相当に硬く感じられたものだ。
また、それと平行して人気が高かったのがLLシリーズだ。RPLと同じ素材を使用しながらも、非常にしなやかなミディアムアクションに仕上げた低番手のシリーズで、特に8フィート前後の3、4番は日本での人気も高かった。
その後、グラファイト4を採用した驚異的な軽さを持つSPシリーズが発表されるが、今でもこのシリーズは世界中で人気が高い。そしてこのSPシリーズを最後に○○+というバットの強いモデルは姿を消し、XPとSLTという新たなシリーズが生まれた。
XPシリーズは、ファストアクションという性質上、ディスタンス性能が求められる高番手モデルの人気が高かったが、相対的に見ると実際はそれ程硬いというわけではなく、パワーと繊細さを両立させたオールラウンドロッドとして長い間SAGEの看板ロッドという役割を担って来た。そのXPシリーズが無くなってしまうというのは何とも寂しい限りだが、その一方で、今回満を持して発表されたG5仕様の新しい「Z-AXIS」というロッド、一体どのようなロッドなのか、今から非常に気になるのも事実なのである。
写真は20年前に買ったコロンビアスポーツ社のヘンリーズフォーク2ベスト(Made in USA)。胸部に貼られたセージのワッペンはファーストモデルを購入した時のオマケだった。
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