らいちょうのあし日記

山登りが大好きで今日も日本のどこかで歩いています

北アルプス・赤木沢遡行~黒部源流へ~

2011年08月18日 | 沢登り

念願だった黒部源流・赤木沢へ行ってきました。
今年こそは!と計画をたて、そのための練習もやってきた甲斐あって赤木沢を100%満喫できました。

8/10、神戸自宅から朝一番の特急で富山まで行き、地鉄とバスを乗り継いで登山口・折立に12:30到着。
真夏の昼から登るのはかなり酷だが、仕方ない・・・
頑張って太郎平まで約5時間のコースタイムをせっせと歩き、小屋には16:20着。
「かなり早く着いたや~ん」「これも、先週の六甲山耐暑トレの成果かもね」と早速ビールで乾杯。
その後、歩いて20分先のテント場まで移動するがワタシは足を滑らしすってんころりん。
やはり、飲酒は最後の到着地まで我慢すべきだと肝に銘じた・・・


小屋まで続く整備された登山道は歩きやすい。
さすがに、標高2000mを超えると涼しい。


テント場で受付けをすませて、ワインで乾杯。今夜の夕食はペンネアラビアータとポトフ。
ちなみにテント場でも冷えたビールは販売されていました。


翌朝8/11、5時起床。
沢登りに必要な物だけをザックに入れて残りはテントに置いていく。
6時半出発、予定より少し出遅れたのでスピードアップで薬師沢小屋へ向かう。
朝から、あまりすっきりしない空模様にワタシは不安と緊張でいっぱい。


薬師沢小屋でハーネス、登攀具をつけ、渓流シューズに履き替えてさぁ出発。
ハシゴを下りて、石伝いの渡渉を繰り返して行きます。
天気がイマイチのためか、誰も歩いていません。


ゴルジュ帯まで来ると今度は岩場をへつるが、最後のほうで腰下まで
水に浸かった。水温はそれほど低くないので、濡れても冷たくなかった。


岩魚止めの滝を高巻くと、やっと憧れの赤木沢に出合う。
「ナメだ~!」ご機嫌よく、どんどん進むワタシ。


赤木沢に入ってからは、特に難所もなくスイスイと進む。
心配していたお天気も青空が見えて、やっと気持ちにも余裕が出てきた。


滝が現れるも、ここでも難なくクリアー。
人気の赤木沢だが、この日は誰もいない(私たちの出発時間が遅かった為と思われる)


迫力ある大滝が現れた。ここは、左岸のルンゼ状から急な潅木帯を巻いて抜けた。
踏み跡がしっかり残っていたので、迷うこともなかった。


大滝を抜け、その後も小滝がいくつか抜けていく。
黒部源流の水で喉の渇きを癒して、最後のひと踏ん張り!


水量がどんどん減り、視界も開け、振り返ると黒部源流の山々が見えて
ここまで登ってきたんだと実感する。


渓流シューズから登山靴に履き替えて一路、縦走路を目指す。
お花畑に囲まれながら楽しい山歩き。が、この後、とんでもないヤブ漕ぎで散々な目に合った。
この日一番しんどかったのは、このヤブ漕ぎだった・・・
薬師沢小屋から出発して7時間、やっと縦走路に出ることが出来た。ホッとするのもつかの間、
ここから太郎平までが結構長く、テント場に着いたときはワタシは疲労困憊であった。
それでも、無事に念願の赤木沢を登れたことは今後の私たちにさらなる沢登りへの思いを強くしてくれた。


8/12、この日は朝から青空が広がり槍ケ岳もはっきり見えた。
いつもお天気にあまり恵まれず、見たことの無かった薬師岳も今日はよく見えた。
なんて素晴しいところなんでしょう!何度も立ち止まっては、山々を眺めつつ折立に下山しました。

まだ始めたばかりの沢登りだけど、こんなに楽しい山の登り方に出合えて本当に良かったと思う。

 

 

 

 

 
















 

 




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