日本では西表島だけに生息するホソアカトンボです。








ホソアカトンボ雄
暗い森の中の湿地に生息するトンボで西表島では安定した産地を2つ確認しています。
雄は朝から夕方まで湿地の植生で縄張りを守りながら1日を過ごします。
雌は湿地から少し離れた暗い森の中でひっそりと暮らしています。
交尾や産卵は昼頃なんですが今回はあちこちウロウロしていたので見れずでした。
ホソアカトンボはアカネ属ではなくホソアカトンボ属に分類され国内には西表島に1種だけ生息しています。
額面に金属光沢があり後翅基部が細いこと、尾部が細く先端7-9節が黒いことが特徴です。
オオハラビロトンボよりやや暗い場所を好み水辺のスポットライトが当たる植物によく留まります。
大きさは4cmほどで後翅と尾が細いので華奢な感じですが存在感はありますね。



オオハラビトトンボ
こちらも止水性のトンボで太く赤い尾部が特徴です。
4月末から発生するキイロハラビロトンボとよく似ていますが、
胸部の模様と尾部に入る黒い筋が違うので見分けは簡単です。
(キイロハラビロトンボは樹洞で育ちかなり珍しい。)
こちらも額面に金属光沢があり正面から撮るとおもしろい写真になります。
分布は九州南部以南となっていますが自分は西表島でしか見たことがないです。
西表島の湿地では優占種になると思います。



ホソミシオカラトンボ雄
西表島の湿地には少ないながらも必ずいる感じのトンボです。
薩摩半島以南に生息する南方系のトンボで尾が細いのが特徴です。

アオビタイトンボ雄
こちらも南方系のトンボですが山口県のきらら浜辺りでも見られる感じです。
昼を過ぎても賑やかに飛び回り目立ちます。
本当はもう少し明るい池などに生息しているはずなんですけど、
この暗い湿地の明るい場所では結構目立ちました。
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