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7月19日:新生の星を覆い隠す金色のベール/お知らせ

2016年07月19日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この若い星は破壊している。その殻を通してついばむ孵化したての幼鳥のように、この特殊な星の新生児は、取り囲む宇宙の中に出ようとしている。この金色の光のベールは IRAS 14568-6304 として知られる若い星のオブジェクトを隠している。それは、超音速でガスを排出しており、最終的には雲の穴を吹き払うだろう。この雲はコンパス座分子雲複合体(Circinus molecular cloud complex)として知られている。それは 2,280 光年にあり、宇宙の180光年を横断して伸びている。もし我々の目が雲のガスのかすかな赤外線の輝きを記録できるならば、それは、満月の大きさの70倍以上に届いているだろう。それは 250,000 の太陽のような星をつくるのに十分なガスを含んでいる。 IRAS 14568-6304 は、初めての宇宙からの全天赤外線調査を行うために、米国、英国、オランダの共同計画として1983年に打上げられた、赤外線天文人工衛星によって発見された。この独特のイメージは、NASA・ヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡によってとられた。それは可視光線(青)と赤外線(金色のオレンジ)の二つの波長を結合している。 IRAS 14568-6304 は、コンパス座における若い星達のオブジェクトの巣のメンバーの一つであり、それぞれがジェットを放出している。それらは来る年に美しい明るい星雲になるだろう。

<出典>: 「Space in Images;欧州宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック

 

<お知らせ>: 
7月19日(火): 今日7月19日午前9時過ぎプログレス貨物船の自動ドッキングが予定されています。また今日、夜、日本のメディアによる大西卓哉インタビューが予定されています。中継放送は 「ウェブNASAテレビ」 から。

7月18日(月): スペースX社のドラゴン貨物船は、日本時間7月18日午後1時44分に予定通り打上げられました(右図)。国際宇宙ステーションとの並走と捕捉は7月20日水曜日午後の予定です。

以上を含む、中継放送の時刻等の詳細は一昨日(7月17日)の記事を参照してください。

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