先週、9月15日、中国は地球軌道に新しい宇宙ステーション天宮2号(Tiangong-2)を打上げた。長さ10メートルの宇宙船は国際宇宙ステーションの大きさから見れば僅かだが、中国の宇宙飛行士達(tiakonauts)の二つの部屋と多くの科学機器が中にある。それは暗い空では肉眼で見ることができる。9月20日、カナダ、オンタリオの Kevin Fetter は、明るい星へびつかい座ゼータ星の傍を通過する天宮2号をビデオに録画した。
天宮2号は、中国が次の10年間にミール-クラスの最前線として打上げる予定である三つのプロトタイプ宇宙ステーションの二番目である。天宮2号の前任天宮1号はまだ軌道上にあり、2017年のいつかに地球の大気で燃え尽きると予想される。来月、中国は約30日間の予定で、新しい宇宙ステーションに居住する二人のクルーを打上げるだろう。船上にある間、彼らは天宮2号の生命サポートシステムをテストし、おそらく、脳-機械インターフェイス、原子時計ナビゲーション、画期的な通信の実験を行うだろう。9月21日、テキサスの Gary of Fort Davis が、新しい宇宙ステーションが飛んでいるのを見た(右イメージ)。
<出典>: 「SpaceWeather.com News -- 2016.09.22」
<大判>: イメージをクリック。ビデオは こちら(Youtube) から。