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9月28日:NASAのハッブル、木星の月エウロパに噴出している可能性がある水の噴煙を見つける

2016年09月27日 21時28分25秒 | 天文・宇宙

この合成イメージは、木星の月エウロパの縁の7時の位置から噴出している、水蒸気の可能性のある噴煙を示している。NASAのハッブルの宇宙望遠鏡の画像分光計で撮られたこの噴煙は、木星の前を通過する月にシルエットで見られた。ハッブルの紫外線のこの地形の感度は、エウロパの氷の表面の上160キロメートルに上るのを確認できた。この水はエウロパの地下の海から来ていると考えられている。このハッブルデータは2014年1月26日にとられた。このハッブルデータの上に重ねられたエウロパのイメージは、ガリレオとボイジャーミッションからのデータからまとめられた。

<出典>: 「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: この記事の詳細はホームページの「ハッブル宇宙望遠鏡」をご覧ください。なお、エウロパの表面下の水の存在は、1989年に打上げられ2003年まで木星を調査した、“木星探査宇宙船ガリレオ”による成果が大きく寄与しています。同じくホームページの「木星探査写真集(ガリレオ記念記録)」「エウロパ」からご覧ください。

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9月27日:ガイアの最初のスカイマップ

2016年09月27日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このマップは、欧州宇宙機関のガイア(Gaia)衛星からの、2014年7月から2015年9月までの、初年の観測に基づくミルキーウェイと近隣の銀河達の星達の全天の視界、空のそれぞれの部分の、ガイアによって観測された星達の密度を示している。明るい領域は星達の密度の濃い集中を、暗い領域は密度の薄い部分を示す。ミルキーウェイは、大部分の星達が差渡し約 100,000 光年、厚さ約 1,000 光年のディスクに住む渦巻銀河である。銀河の平面全体の暗い領域は星明りを吸収する星間ガスとダストの密度の濃い領域である。また、多くの球状星団と散開星団がイメージ全体に散在する。何十万もの古い星達の構成、球状星団は、イメージ全体の、主にミルキーウェイのハローの約 100,000 光年の半径を持つほぼ球面構造に見ることができる。散開星団は何百から何千の星達の小さな構成であり、主にミルキーウェイ銀河の平面に見られる。右下の明るい塊は大小マゼラン雲、左下にはミルキーウェイ最大の銀河の隣人アンドロメダ(M31)がある。その下にはその衛星トライアングル銀河(M33)がある。イメージには人工の汚れが見える。これら初年の調査はまだ空の全域で均一でない。5年間のミッションで更に多くのデータが集められ、これらの人工品は徐々に消えるだろう。

<出典>: 「Space in Images;欧州宇宙機関」

<高解像度バージョン>: 透明な背景のガイアマップの高解像度バージョンは こちら から選択してください。最高 15360 × 7831 (80.7 MB) まで提供されています

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