キューポラの内側の遠征57クルーが、ソユーズ MS-09 宇宙船を調べるために船外活動を行う地球上約 250 マイル(400キロメートル)のロシアの宇宙歩行者オレグ・コノネンコ(赤のストライプ)とセルゲイ・プロコフィエフを撮った。船外活動の間、彼らは、ラスベット・モジュールにドッキングしているソユーズ・クルー船の船体の外部を調べた。このエリアは、宇宙ステーションの圧力減少の原因となった、8月に発見されたソユーズ居住モジュールの小さな穴の位置と一致している。この穴は検出から数時間のうちに内部から密閉剤で固定された。船外活動の間、コノネンコとプロコフィエフは、外殻へ穴を通して押し出された密閉剤のサンプルを集めた。その後、彼らはピアドッキング区画の内部に向かい、ハッチを閉じて7時間45分の船外活動を終えた。
<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」
<大判>: イメージをクリック。
<ひとこと>: 今年8月、宇宙ステーション船内の圧力の急激な低下が観測された。調査の結果接続されているソユーズ MS-09 宇宙船に小さな穴が発見され直ちに船内から埋められた。遠征57の帰還の前に、この穴の状態がロシアの宇宙飛行士達の船外活動によって外部から調査された。この穴は船体の製造過程に起因するものであり、宇宙ゴミの衝突などによるものではないことが確認された。先の補充クルーの打上失敗によって遠征57クルーは滞在期間が延長され、明日日本時間12月20日に帰還する。帰路の安全を願うばかりである。
<お知らせ>: 遠征57クルーは明日日本時間12月20日に帰還します。中継放送は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。