ヨーロッパ宇宙機関のロゼッタ宇宙船は、2年以上遠くから調査した、彗星67P/チュリュモフ・ゲラシメンコ(67P/CG)の地表への制御された衝突でミッションを終えるために、かってなくその目標に接近した。この二回目の彗星着陸(衝突)は、2014年11月12日に着陸に成功した初めての探査機、ロゼッタの着陸船(フィラエ)の先駆的な努力に続いた。このイメージは、宇宙船が彗星とランデブーした僅か 1.5 ヵ月後の2014年9月22日にロゼッタが見た 67P/CG の一部を示している。その時、宇宙船は彗星の中心から 28.2 キロメートル(地表から約 26.2 キロメートル)にあった。スペインのアマチュア天文学者がロゼッタの OSIRIS 狭角カメラによって撮られたイメージを処理した。
<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」
<大判>: イメージをクリック。
<ひとこと>: 小惑星など重力のない世界への着陸は本当に難しい。ロゼッタ宇宙船を離れた着陸船フィラエは2014年に 67P/CG に降下したが、安定して着地できずにバウンドし、3回目の着地で落ち着いたところが岩陰だった。このため太陽電力が得られず、着陸後間もなく通信が途絶えた。不完全であったとはいえ、小惑星に着陸したのはこれが初めてであった。