天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

NASA、ESAを始め主に外国の宇宙探査情報を
ハッブルから宇宙ステーションまで、幅広く、毎日
提供しています。

12月25日: 地球の出、ビデオの再構築/お知らせ

2018年12月25日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

おおよそ12秒のこのビデオで何事か風変わりなことが起きる。地球が昇り始める。50年前の12月24日、以前には人間によって見られたことがない月の縁での地球の上昇が起き、アポロ8号のクルーを驚かせ喜ばせた。クルーは、月を周るアポロ8号の軌道によって生じたこの驚くような眺望の静止画像を急いで撮った。このビデオは、最新のムービー・カメラで記録されたかのような、この出来事の現代での再現である。地球から見られる馴染みの月の出の概念的な逆のシーン、遠い馴染みのない月面に昇る地球の多彩な球が、馴染みのアイコンとして際立っている。この光景は、また、我々がそこに住み生活する「大きな青い大理石(big blue marble)」として、人類の結束について多く語られた。この2分間のビデオはコマ落しではなく、アポロ8号の窓を通して昇る地球の真の速度である。7ヵ月と3回のミッション後、アポロ11号の宇宙飛行士達が、地球の月を周っただけでなくそこに着陸した。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<動画>: イメージはビデオ(Youtube)にリンクしています。 

<ひとこと>: 月は地球に対して常に同じ面を向けているので、月面に立ったときには地球はいつも同じ位置に見えます。この地球の出は、実際にはアポロが月の周回軌道を周ることによって生じるもので、月面で地球の出を見ることはありません。

<お知らせ(再掲)>: 諸外国がクリスマス休暇に入っていますので、しばらく情報が少なくなります。また、米国では国家予算案の審議が滞っていますので、国家機関であるNASAの活動にも影響が出ます。国際宇宙ステーションの運用等の最低限の予算は保証されますが、報道等の一般的活動には影響が出るでしょう。クリスマス休暇を含めてどのような影響が出るかハッキリしません。ここでは未掲載の記事で補いつつ今後の推移を見守る予定です。

コメント