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12月15日: NASAの新しく到着したオシリス-レックス宇宙船は既に小惑星に水を発見している

2018年12月15日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAのオシリス-レックス(OSIRIS-REx)ミッションからの最近の分析データは、その科学的なターゲット、小惑星ベンヌをつくり上げている粘土(クレイ)に閉じ込められた水を明らかにした。ミッションの接近フェーズの8月中旬から12月前半までの間に、地球の科学チームは、宇宙船の三つの装置をベンヌに向けて、この小惑星の科学観測を始めた。チームは、水酸基のグループが、小惑星を横断して広く水を含んだ粘土鉱物の中に存在すると考えている。一方、ベンヌ自体は、これまでに液体の水を有するには小さ過ぎるので、この発見は、液体の水が、非常に大きなベンヌの母体小惑星にいつか存在したことを示唆している。

<出典>: 「オシリス-レックス(OSIRIS-REx)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: オシリス-レックスは最近小惑星ベンヌに着いたNASAの小惑星探査宇宙船です。小惑星の表面の土や岩などを採集し地球に持ち帰ることを最大のミッションにしています。この点では日本の「はやぶさ」と同じですが、採集方法が異なっています。12月3日の記事参照。小惑星ベンヌは日本の「はやぶさ2」が調査している「りゅうぐう」と似た円錐形をしています。

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