宇宙飛行は身体だけでなく心にも影響を及ぼす。6ヵ月間宇宙からの地球を見ていると、我々の銀河系における地球の将来についての視点の変化を感じるだろう。地球がごく薄い保護層でその住民を保護しているのを見ると我々の母船は如何にももろく見える。この認識のシフトは、多くの宇宙飛行士達が、宇宙飛行の間と後に報告する影響として知られている。このイメージは、ヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士アレキサンダー・ガーストが、地球のシールド(我々の大気)がどれくらい薄いかを国際宇宙ステーションからとった、2018年11月のイメージである。
今週、約200カ国の代表が、気候変動枠組条約(COP24)の24回目の会議のためにポーランドのカトヴィツェ(Katowic)に集まった。
<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」
<大判>: イメージをクリック。
<ひとこと>: 記事はポイントのみを抽出して掲示しています。このイメージでは地球の大気の薄さはあまり感じられないかも知れない。国際宇宙ステーションの高度は約400キロメートル、そこは既に重力はほとんどなく空気のない世界。しかし、400キロメートルというのは東京~大阪間ほどの距離もない。地球儀を想い出して東京~大阪間に相当する長さのピンを立てることを考えてみよう。地球の大気が如何に薄いか、国際宇宙ステーションが如何に地上の近くを這いまわっているのかを実態として感じることができる。
<お知らせ>: スペースX社の国際宇宙ステーション補給船 CRS-16 ドラゴンは、今日11月8日夕刻国際宇宙ステーションに接近の上捕らえられる予定です。中継放送は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。