宇宙船の地震計と空気圧センサーは、2018年12月1日に火星のイリジアム・プラニシアに吹いた、時速 16-24 キロメートルの風からの振動を拾い上げた。この地震計の読み取りは人間の聴力の範囲ではあるがほぼ全てが低音であり、ラップトップスピーカやモバイル機器で聞くのは難しい。我々は、それらをモバイル機器で聞き取れるようにするために、原型のオーディオと2オクターブ上げたバージョンを提供している。再生はサブウーファ付きの音響システムまたはヘッドホンで聞こう。空気圧センサーからの読み取りは、それらを聞き取れるようにするために100倍に速度を上げている。
<出典>: 「火星着陸探査船インサイト(Insight)」
<解説>: 右上のイメージをクリックすると原型のオーディオを聞くことができます。小さな音なので注意してお聞きください。上のリンクをクリックすると、インサイトのページにとびます。動画を表示させると、案内に続いて後半に分かり易く編集した風の音が聞こえます。
<ひとこと>: 時速 16-24 キロメートルはマラソン選手ほどの速さと考えると良いかも知れません。火星の風はそよ風程度なので音にするとかなり低音です。