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11月15日:  タラワ、キリバス/お知らせ

2020年11月15日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクスセンチネル2号ミッションは、上昇する海によって脅かされている遠い太平洋の国、キリバス共和国のタラワ環礁に我々を連れて行った。キリバス共和国は、中央太平洋の赤道近くの、約33の環礁からなる独立した島国である。これらの島は約350万平方キロの海に広がり、全体の陸地エリアは僅か 800 平方キロである。ここに描かれたタラワ環礁は、ハワイとオーストラリアのほぼ中間に横たわっている。タラワはV型の礁によって囲まれた大きな潟から成り、長さ35キロメートルほど、30以上の小島から成り立っている。第二次世界大戦の戦場でもあったタラワは南北タラワに分けられる。(中間略) キリバスは世界で最も低い国の一つであり、環礁の多くが海抜2メートル以下のサンゴの島である。キリバスは既に嵐と氾濫から損害を受けている。1999年に、人が住んでいない小島の二つが完全に水中に消えた。(以下略)

<出典>: 「センチネル2号(Sentinel-2)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。 


<お知らせ>: 今日、日本時間11月15日日曜日に予定されていた、野口聡一飛行士達4名が搭乗する初めての商用宇宙船「スペースX」のクルードラゴン、イリジエンスの国際宇宙ステーションへの打上げは、打上第一段ロケット回収のための海上の気象条件不良のために一日延期され、明日朝9時以降に変更されました。放送の詳細条件はNASAは「ホームページ」の 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。 JAXA は「ホームページ」の 「国内機関による中継とビデオ」 から。なお、NASAの中継放送は午前5時過ぎの準備から到着まで通しで30時間、 JAXA の放送はイベントごとです。
変更されたスケジュールはこれまでにない行程になっています。ご覧になる際は上記予定表の再確認をお願いします。

<参考:> 打上ロケットの第一段回収は再利用による打上コスト削減のために行われるもので、陸上の基地に戻す場合と海上の回収船に戻す場合があります。海上の場合は周囲に与える影響は少なく安全ですが、揺れの大きい船上に着陸させるので技術的には難しくなります。なお、現状では打上ロケットの回収ができる技術を有するのは全世界で「スペースX」社のみであり、打ち上げコストを削減できることから「打上ビジネス」のトップを維持しています。

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