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11月27日:  XMMニュートンによって見られた宇宙の炉/お知らせ

2020年11月27日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この記事はヨーロッパ宇宙機関と日本のすばる望遠鏡の、二つの関連記事が発表されています。本コーナーは、外国の動向をお知らせすべく、主として外国語の翻訳記事を載せていますので、以下ヨーロッパ宇宙機関のものを優先させますが、詳細にお読みになりたいときは、日本のすばる望遠鏡からの記事をリンク先からご覧ください。なお、イメージは両者同じです。

(ヨーロッパ宇宙機関)
この爆発の色は、宇宙の炉の働きをしている銀河集団の魅力的な発見を示している。この集団は、太陽のコアより25倍以上熱い、摂氏数億度まで素材を熱している。この HSC J023336-053022(XLSSC 105)と呼ばれる集団は地球から40億光年に横たわり、ヨーロッパ宇宙機関のXMMニュートンX線天文台とハワイの NAOJ スバル光学赤外線望遠鏡によって独立して発見された。(中間略)このイメージをつくるために、三つの異なる国際的な天文学者達のチームが、宇宙のこの領域の異なる面を独立させ指摘するために、電磁スペクトルを横断してこの集団を調査した。スバルからは光の観測を通したオレンジと青の暗黒物質を、緑はXMMニュートンからのX線による熱い密度の濃いガスを、赤は米国のグリーンバンク天文台からの熱く薄い高圧のガスを示している。(以下略)

(すばる望遠鏡)
銀河団の大衝突によって、周囲のガスが4億度もの超高温に加熱されている様子が、可視光、X線、電波を用いた多波長観測で明らかにされました。宇宙の構造形成に関わる暗黒物質 (ダークマター) の衝突・合体の様子を、銀河団ガスの温度・密度構造に着目して調べた研究成果です。---以下は すばる望遠鏡のサイト から。

<お知らせ>: 先にお知らせしたように、「はやぶさ2」が収集したサンプルが12月5日深夜投下されます。これに関して6日間のトークイベントがあります。内容および登録は こちら からご覧ください。なお、 Youtube を通しても配信されますが、詳細が未発表なので、決まり次第このコーナーからもお知らせします。

 

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