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12月3日:  巨大な氷山 A-68A の動き

2020年12月03日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

全ての目が南極海を横断する巨大な A-68A 氷山にある。このイメージは、ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクスセンチネル1号とセンチネル3号ミッションからのデータを使った過去15日間にわたる A-68A の動きを示している。この氷山は南極大陸のラーセンC氷棚から数千キロメートルも旅し、今、サウスジョージアから210キロメートルにある。この氷山は、長さ約150キロメートル、幅48キロメートルであり、記録上最も大きな氷山の一つと言われている。

<出典>: 「センチネル1号(Sentinel-1)」

<大判>: 大判はそれぞれのイメージをクリック。 

<ひとこと>: 2017年7月に南極大陸を離れた氷山 A-68A がサウスジョージア島に衝突するコースにあった(右下図参照)。この一週間ほどの観測で急速に逸れる方向に向かっている(右上図)が、万一接近すると沖合の浅瀬で座礁するかもしれず、島の野生生物や海底の生命に問題を引き起こす可能性がある。過去の例では、海岸線に沿って多くの死んだペンギンのひなとアザラシの子が発見されたことがある。なお、サウスジョージア島は滋賀県ほどの大きさ、現在住んでいる人はいないとのこと。

<お知らせ>: 
① お知らせしておりますように、「はやぶさ2」が収集したサンプルが12月5日深夜(12月6日未明)に投下されます。これに関して6日間のトークイベントが開かれています。内容と登録は こちら(はやぶさチーム) から。なお、登録なしでも Youtube を通しても見ることができます。「ホームページ」の 「国内機関による中継放送とビデオ」 から中継また録画をご覧ください。
② 「はやぶさ2の」オーストラリア、ウーメラへの再突入時の環境についてまとめられています。 こちら から。

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