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12月28日:  アルテミスⅠ、積みあがる

2020年12月28日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAのアルテミスⅠミッションの対の宇宙打上システム(SLS)ロケットブースタの最初の10の部分が、2020年11月21日土曜日に、フロリダのNASAのケネディ宇宙センタの宇宙船組立ビル(VAB)の中で移動式発射台に積み上げられた。この部分は、ロケットの最初の上昇の間に、ステアリングの70%をコントロールするシステムを収容しているブースターの下部のブームである。数週の間に他のセグメントが一つずつ積み上げられ、前部アセンブリを覆うだろう。2021年に打上げられるアルテミスⅠは、月へのクルーを乗せたフライトに先行する統合されたシステムとして、オリオン宇宙船と宇宙打上システムロケットの無人のテストを行うだろう。アルテミス計画の下で、NASAは、2024年に最初に女性を、続いて男性を月に着陸させ、この10年末までに、持続可能な月探査を行うことを狙いとしている。

<出典>: 「有人宇宙(Humans in Space)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。 

<ひとこと>: アルテミス計画は、先のアポロ計画に次いで、2024年までに再び人間を月に送り込む、NASAが公約している事業。既に大型打上ロケット(SLS)、宇宙船(Orion)、打上台システムなどの個々のエレメントの開発は済んでおり、2021年は、先ず無人で打上テストを行うことになるだろう。また、民間の月着陸機の開発も進んでいる。

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