爆発後にいったん暗くなった超新星が、ミリ波の波長域で再び増光している様子が、アルマ望遠鏡による観測で捉えられました。連星系の中での大質量星の進化を理解するための、一つの手掛かりが得られたことになります。
太陽の8倍以上の質量で生まれた大質量星は、その生涯の最期に超新星爆発を起こします。超新星爆発を起こすまでの間に、大質量星はさまざまな要因でその星の外層部を放出します。特に、連星系を成している大質量星は、相手の星の影響で外層部の多くを短時間にはぎ取られ、濃い星周物質で包まれる時期があると考えられています。しかしこの時期は短いため、外層部の放出の様子を直接知ることは困難です。
京都大学や国立天文台などの研究者らから成る国際研究チームは、星の外層部をある程度放出した状態で爆発したと考えられる「超新星2018ivc」に着目しました。
<出典>: 「ALMA:国立天文台」
<ひとこと>: 大判イメージを含む記事の詳細は上のリンクから。
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<お知らせ>:
① 延期されてきたH3ロケット初号機(だいち搭載)の打上が明日7日に設定されました。下表 「宇宙科学の話題」 から。中継放送は3月7日9時40分ごろ こちら(JAXA Youtube) から。
② 国際宇宙ステーションの若田光一飛行士ら4名のスペースXクルー5のステーションからの離脱日が3月9日(詳細未定)に決まりました。
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