Xクラスの太陽フレア
太陽は2023年7回目のXクラスの太陽フレアを生成した。これは日常的になりつつある。今回のカテゴリー X1.2 の爆発は、太陽の南西端近くの黒点 AR3256 からだった。
フレアからの放射線は地球の大気の上部を電離させ、東南アジア、オーストラリア、ニュージーランドで強い短波の電波障害を引き起こした。アマチュア無線家は、信号の損失やその他の伝搬の影響を受けたかもしれない。爆発後、微かな太陽面爆発(CME)があったが、専門家達は地球を逸れると判断している。ピークは国際時間3月29日2時33分(日本時間3月29日午後11時33分)
7回は2022年Xフレアの総数であるが今年はまだ3月である。これは、太陽周期25(今期)が急速に発達していることを示す一つの兆候である。この傾向が続けば、2023年末までに30近くのXフレアが発生する可能性がある。公式の予測では、太陽極大(Solar Maximum)は、2024年または2025年に来るだろう。もしそうなら、太陽周期がさらに激化するのに十分な時間がある。Xフレアは日常的になる可能性がある。
--- 右下図は2020年以降の発生数。
<出典>: 「宇宙気象ニュース(Space Weather News)」
<動画>: イメージをクリック。
<ひとこと>: 太陽は、これまで11年周期で活動の盛衰を繰り返してきました。今、極大期に向かっています。しかし、今年は! 地球温暖化と無関係な太陽活動まで異常を発現するのでしょうか?
なお、偶然、時を同じくして、国立天文台の記事に、太陽フレアへの注意が掲載されました。 こちら から。
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