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11月21日(火): ユークリッドからのペルセウス銀河団/ミッション別ページ

2023年11月21日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ユークリッドからのペルセウス銀河団

空には新しい宇宙望遠鏡、ユークリッド(Euclid)がある。 2台の大型パノラマカメラを搭載し、可視光から近赤外光までを捉える。 ユークリッドの直径 1.2 メートルの主鏡の5時間の観測で、その鋭い光学系を通して、2億5千万光年離れたペルセウス座銀河団の 1000 を超える銀河をとった。 背景には10万以上の銀河が見え、中には100億光年も離れたところにあるものもある。 ユークリッドの革命的な性質は、その幅広い組み合わせにある。満月の2倍の面積の視野、620メガピクセルのカメラの高い角度分解能、赤外線のビジョンが、イメージとスペクトルの両方を捉える。空の3分の一をカバーし20億個の銀河を記録したユークリッドの最初の調査は、暗黒物質と暗黒エネルギーが我々の宇宙をどのように形作ってきたかを研究することを可能にする。

<ひとこと>: これはヨーロッパ宇宙機関のユークリッド(Euclid)ミッションが、2023年11月7日に公開した五つの最初の科学イメージの一つであり、「今日の天文写真(下記)」に取上げられたものです。ユークリッドミッションが発表した内容等は、11月9日の記事で取上げています。大判はイメージのリンクから。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

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