天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

NASA、ESAを始め主に外国の宇宙探査情報を
ハッブルから宇宙ステーションまで、幅広く、毎日
提供しています。

7月16日:レインボーオーロラ/お知らせ

2016年07月16日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

オーロラは太陽からの粒子の放射が地球の超高層大気を叩き、緑色の青い光で輝かせるときに起きる。宇宙ステーションで高度400キロメートルを周る欧州宇宙機関の宇宙飛行士アレキサンダー・ガーストは、この現象の地球で最高の視界を持った。ここには日光の最後の残骸が、左側に青い筋として見ることができる。我々の大気の日光を反射する黄色がその上にある。この薄い帯は太陽の輻射から我々を護るすべてである。手前に宇宙ステーションの Canadarm2 ロボットアームがあり、次の微重力の研究室を訪問する補給船を迎えるために待機している。

<出典>: 「Space in Images;欧州宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック

<お知らせ>: 日本時間明日7月17日日曜日早朝午前6時41分に、国際宇宙ステーションに補給物資を運ぶロシアのプログレス64号貨物船が打上げられます。中継放送開始は日本時間午前6時30分から。視聴は 「ウェブNASAテレビ」 から。
なお、ステーションとのドッキングは7月19日(火)午前9時22分の予定です。この補給船のドッキングは主としてロシアのクルーの監視のもとに自動で行われますので、大西飛行士が関わることはありません。

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7月15日:リトルフォックスと巨大な星

2016年07月15日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

新しい星達は我々の銀河の血液であり、このハーシェルの赤外線イメージによって、来る何百万年間も星を造る十分な素材があることが明らかになっている。ラテン語の「小さなキツネ(little fox)」に発するこぎつね座の 8,000 光年にあるこのイメージの領域は、こぎつね座 OB1 として知られている。ここは真に巨大な「OB」星の多くが生まれつつある「星の連合」である。OとB星は形成し得る最大の星達である。こぎつね座 OB1 の中心のこの巨星達のあるものは、我々の銀河で最も大きい。太陽質量の何十倍を持ち、急速に燃料を使い尽すので、それらは天文学的に短命である。それらは、燃料が尽きるときに崩壊し、超新星として爆発するだろう。

<出典>: 「今日のイメージ(NASA Image of the day)」

<大判>: イメージをクリック

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7月14日: NGC 6814:ハッブルからの渦巻銀河のグランドデザイン

2016年07月14日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この穏やかな星の渦の中央は恐らく悲惨なブラックホールの獣である。その周囲は最も明るく最も青い際立った何億もの星達が渦巻いている。その大きさと美しさは、この渦にグランドデザイン渦巻銀河の名を与えている。その中央の獣は、約 1,000 万の太陽質量の超巨大なブラックホールであるという証拠を示している。この凶暴な生きものは星とガスをむさぼり、X線の爆風を発する熱いプラズマの回転する濠によって囲まれている。中央の激しい活動は、セイファート銀河の名を与えている。この美しい獣は NGC 6814 としてカタログ化され、わし座の方向約10億年にある。

<出典>: 「今日のイメージ(NASA Image of the day)」

<大判>: イメージをクリック

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7月13日:ろ座の銀河達の集団

2016年07月13日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

銀河達の多くを発見することができる南の星座ろ座集団は、我々の近隣のアンドロメダ銀河より約20倍遠く、良く知られたまた一般的なおとめ座銀河集団より僅か約10%遠く、約 6200 万光年にある最も近い銀河達の集団の一つである。この視界の幅2度のフィールドに見られるイメージのほとんど全ての黄色の斑点は、ろ座集団の楕円銀河である。棒渦巻銀河 NGC 1365 が際立ったろ座集団のメンバーとして右下に見える。この壮観なイメージは、 ヨーロッパ南天文台(ESO)のパラナル天文台のVLT調査望遠鏡でとられた。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。大変大きなイメージです( 4000 × 2796 ピクセル)。

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7月12日:銀河発展追跡アニメーション(動画)

2016年07月12日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

宇宙は滑らかな始まりからどのように進化してきたか? その理解を助けるために、計算機宇宙論者とNASAは、宇宙の一部のコンピュータシミュレーションを示すコマ落しアニメのビデオをつくった。この1億光年のシミュレーションは、ビッグバン後約 2,000 万年に始まり現在に至っている。滑らかな始まりの後、重力は、銀河達を形成するために物質の塊りをつくる。間もなく、彼らの多くは長いフィラメントに凝縮し、また、他は、銀河達の巨大な熱い集団に激しく併合する。このようなシミュレーションの宇宙の特質の可能性の調査は、現在、2018年後半に打上る予定であるジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の技術設計に役立った。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<動画>: イメージをクリックして Youtube から

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7月11日:三つの恒星を持つ驚くような惑星/遠征48・49ビデオ

2016年07月11日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このアーティストの印象は、システムで周っている巨大な惑星からの、3つの星(恒星)のシステム HD 131399 の視界を示している。この惑星は HD 131399Ab であり、写真の左下に現れている。
ケンタウルス座の地球から約320光年にある HD 131399Ab は、約 1600 万年を経過し、また、それは現在までに発見された最も若い太陽系外惑星の一つであり、更には、極めて少ない直接とられた惑星の一つである。摂氏約580度であり、推定四つの木星質量を持ち、最も冷たい、少なくとも直接イメージが撮られた大規模な太陽系外惑星の一つである。

<出典>: 「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)」

<大判>: イメージをクリック。解説アニメーションは こちら(Youtube) から。

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木曜日に打上げられ土曜日に国際宇宙ステーションに着いた大西飛行士他のビデオは次の通り。 

  ① 遠征48・49、ソユーズ MS-01 打上(Youtube)
  ② ソユーズ MS-01 国際宇宙ステーションとドッキング(Youtube)
  ③ ハッチオープンと歓迎式典(Youtube)

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7月10日:ハッチが開き、ステーションクルーは6名に増大する

2016年07月10日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAの宇宙飛行士ケイト・ルビンス、ロシア連邦宇宙局の宇宙飛行士アニトリ・イヴァニシン、日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士大西卓哉は、彼らのソユーズ MS-01 と宇宙ステーションの間のハッチが開かれた東部夏時間7月9日午前2時26分(日本時間7月9日午後3時26分)に、公式に国際宇宙ステーションの遠征48クルーメンバーに加わった。NASAの遠征48指揮官ジェフリー・ウィリアムズ、ロシア連邦宇宙局のフライト・エンジニア オレッグ・スクリポチカとアレクセイ・オブチニンは、彼らの軌道のホームでトリオを迎えた。
 今後数ヶ月間に、クルーメイトは、数トンの食物、燃料、補充用品、調査機器を届ける複数の貨物補給フライトを迎える予定である。NASAとの契約の下での SpaceXs の第9回商用補給サービスは、7月18日午前12時45分(日本時間7月18日午後1時45分)以降に宇宙ステーションに向けて打上げられる予定である。ドラゴン貨物船の調査機器には、DNA配列検査、骨消失の理解、宇宙船の微重力状態での温度変化の追跡などを含むだろう。二つの国際的なドッキングアダプタの一回目がドラゴンの非加圧トランクでステーションに向かい、NASAの商用クルー計画の一部として、近い将来宇宙飛行士達を運ぶときの、商用宇宙船のステーションのドッキングのための場を提供するだろう。ウィリアムズとルービンスは、この夏遅くの船外活動の間にこのアダプタを設置する予定である。ルービンス、イヴァニシン、大西は、10月遅くまでステーションに残る予定である。ウィリアムズ、オレッグ・スクリポチカ、オブチニンは、9月に地球に戻るだろう。

<写真>: 着後の祝賀行事に参加するクルー。前列左から、新しいクルー、ケイト・ルビンス、アニトリ・イヴァニシン、大西卓哉、また後列左から、フライト・エンジニア オレッグ・スクリポチカ、アレクセイ・オブチニン、指揮官ジェフリー・ウィリアムズ。

<出典>: 「国際宇宙ステーションブログ(Space Station)」

<大判>: NASA-TVの録画のため大きなイメージはありません。上のリンクからご覧ください。

<ひとこと>: 土曜日の出来事の所為か、イメージ・ビデオ等の発表が遅れているようです。掲載され次第追記します。

 

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7月9日:オーストラリア南のオーロラ/ソユーズ MS-01 ステーション到着

2016年07月09日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

オーストラリア南のオーロラ

2016年6月24日、NASAの遠征48指揮官ジェフリー・ウィリアムズは、国際宇宙ステーションからオーロラの輝く光を撮った。オーロラのこのダンスの光は、驚くような視界を提供するだけでなく、太陽から入って来るエネルギーと粒子を研究する科学者達の想像力を捕える。オーロラは、太陽風と呼ばれる安定した流れと、コロナ質量放出(CME)として知られる巨大な爆発に基因する、太陽からのエネルギーに満ちた粒子の流れの影響の一つである。

<出典>: 「遠征48(Expedition 48)」

<大判>: イメージをクリック

 

ソユーズ MS-01 ステーション到着

日本時間今日7月9日土曜日午後、ソユーズ MS-01 宇宙船と、搭乗する日本の宇宙飛行士大西卓哉を含む3名が国際宇宙ステーションに到着し、遠征48指揮官ジェフリー・ウィリアムズ達に加わります。ドッキング、ハッチオープンなどの中継放送の時刻は以下から。なお、先にお知らせした時刻と変わっていますのでご注意ください。また、これまでの実績から、実行時刻には変動が有り得ますのでご承知おきください。中継放送は こちら から。

月 日 (曜)項       目   (ISS: は国際宇宙ステーション関連)放送開始
7月 9日(土) ISS:遠征48・49クルー/ソユーズ MS-01 ドッキング(01:13 PM) 00:30 PM
7月 9日(土) ISS:遠征48・49クルー/ソユーズ MS-01 ハッチオープン(ハッチオープン 03:50 PM) 03:00 PM
7月 9日(土) ISS:遠征48・49クルー/ソユーズ MS-01 ハッチオープン他ビデオ 05:30 PM
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7月8日:ソユーズ MS-01 初めての飛行

2016年07月08日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ソユーズ MS-01 は、東部夏時間水曜日午後9時36分(日本時間7月7日午前10時36分)に、カザフスタンのバイコヌールのコスモドロームから、国際宇宙ステーションに向けて打上げられた。NASAの宇宙飛行士ケイト・ルビンス、ロシア連邦宇宙局の宇宙飛行士アニトリ・イヴァニシン、日本宇宙航空研究開発機構の宇宙飛行士大西卓哉は、今、安全に軌道上にある。これは、改良されたソユーズ MS-01 宇宙船の初めてのフライトである。3名のクルーメンバーは、2日間、地球の軌道を合計34回周り、東部夏時間7月9日土曜日午前12時12分(日本時間7月9日午後1時12分)に宇宙ステーションのラスベット・モジュールにドッキングするだろう。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック

<ビデオ>: 打上のビデオは こちら(Youtube) から

<ひとこと>: ドッキングの時刻などは昨日の記事参照

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7月7日:ソユーズ MS-01 宇宙船、今日打上げ

2016年07月07日 01時00分00秒 | 天文・宇宙

<速報・追記> 国際宇宙ステーションへ向かう大西卓哉飛行士達は、今日7月7日定刻に無事打上げられました。国際宇宙ステーションには2日後の7月9日に到着する予定です。なお、午後1時から再放送が予定されています。

左のイメージは打上直後の船内の大西飛行士達。

 

 

 

 

6月25日、カザフスタンのバイコヌール・コスモドロームの統合施設で、日本宇宙航空研究開発機構の遠征48・49クルー大西卓哉が、打上のための準備の一部として、ソユーズ MS-01 宇宙船で、「フィットチェック」を行う。

<出典>: 「国際宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: 大西卓哉を含む遠征48・49クルー3名が、今日7月7日午前10時過ぎに打上げられます。今回の宇宙船の飛行は改良された宇宙船を初めて使うため、2日間かけて宇宙ステーションを追い、その間に改良されたソユーズの確認試験が行われます。写真は訓練中の新しいソユーズ MS-01 宇宙船の中の大西飛行士です。なお、国際宇宙ステーションとのドッキングは7月9日の予定。

 中継放送の予定は次の通り。

月 日 (曜)項       目   (ISS: は国際宇宙ステーション関連)放送開始
7月 7日(木) ISS:遠征48・49クルー(大西他)/ソユーズ MS-01 打上げ(打上 10:36 AM) 09:30 AM
7月 7日(木) ISS:遠征48・49クルー/ソユーズ MS-01 打上げ、ビデオ 01:00 PM
7月 9日(土) ISS:遠征48・49クルー/ソユーズ MS-01 ドッキング(01:10 PM) 00:30 PM
7月 9日(土) ISS:遠征48・49クルー/ソユーズ MS-01 ハッチオープン(ハッチオープン 03:00 PM) 02:30 PM
7月 9日(土) ISS:遠征48・49クルー/ソユーズ MS-01 ハッチオープン他ビデオ 06:00 PM

中継放送を見るには 「ウェブNASAテレビ」 から。

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7月6日:ジュノミッションを追う(動画)/大西飛行士達国際宇宙ステーションへ向かう

2016年07月06日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ジュノミッションを追う(動画)

木星に着いたとき、NASAのジュノ宇宙船は何を発見するだろう? 木星の雲のトップの未知の環境での複雑な一連のオペレーションによって木星の軌道入りに成功したならば、このビデオで説明されるように、ジュノは、以前の全ての宇宙船より近くを周るだろう。そのゴールは、減速し、楕円軌道を開始し、2年間の科学オペレーションを始めることである。ジュノの科学ミッションの目的には、木星の雲の深層構造のマッピング、大気の水の量の調査、強力な磁場の調査、極周辺でのオーロラの発生の調査などがある。これらのレッスンは、人類が我々の太陽系の歴史と地球のダイナミクスをより良く理解することを約束する。ジュノは小型トラックサイズの3枚の大きな太陽電池板でパワーを供給される。2011年に打上げられたジュノの計画的なミッションは、木星を37回周り、その後、エウロパを微生物で汚染することを避けるために、木星の厚い大気に飛び込み壊れて溶けるだろう。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<動画>: 英語解説の動画です。イメージをクリックして Youtube NASA から。

<ひとこと>: NASAの木星探査宇宙船ジュノは、日本時間7月5日の予定通りの点火によって木星軌道入りに成功しました。なお、この日は米国では7月4日であり「米国独立記念日」です。

 

大西飛行士達国際宇宙ステーションへ向かう

ロシア連邦宇宙局のソユーズ指揮官アニトリ・イヴァニシン、日本宇宙航空研究開発機構のエンジニア大西卓哉、NASAのエンジニア ケイト・ルビンスの3名の宇宙飛行士達は、国際宇宙ステーションへの2日間の旅のために日本時間7月7日午前10時36分に打上げられる予定である。ステーションに向かう2日間を通して、遠征48・49クルーは、彼らのソユーズ MS-01 宇宙船の様々な改良されたシステムをテストするだろう。

<出典>: 「国際宇宙ステーションブログ(Space Station)」

<動画>: イメージをクリックして、宇宙船が立ち上げられる短い繰り返しの動画をご覧ください。

打上げの中継放送は日本時間7月7日午前9時半から。打上げは午前10時36分の予定。ご覧になるには 「ウェブNASAテレビ」 から。なお、ドッキングは7月9日、中継放送などは別途ご案内します。

 

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7月5日:ニューホライズンズからの木星の雲

2016年07月05日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ニューホライズンズ宇宙船は、冥王星へ向かう途上で、木星のいくつかの衝撃的なイメージをとった。大赤斑で有名な木星は、また、規則的な赤道の雲の帯でも知られ、中規模の大きさの望遠鏡によっても見ることができる(参考:昨日のイメージを参照、中央右下に見える目玉が大赤斑)。この水平に圧縮されたイメージは、2007年に木星の明暗境界線付近でとられ、ジュピター神の巨人の広い多様な雲のパターンを示している。木星の南極に最も近い雲は左側である。ここでは、荒れ狂う渦(whirlpools and swirls)が暗い領域に見られ、惑星を囲むベルト(belt)と呼ばれる。一方、ゾーン(zone)と呼ばれる明るい色の領域でさえも複雑な波のパターンを備えた脅威的な構造を示している。これらの波をドライブするエネルギーは疑いなく雲の下から来ている。ニューホライズンズはこれまでに打上げられた最速の宇宙探査機であり、2015年に冥王星のフライバイを完了し、今、2019年にカイパーベルトオブジェクト 2014 MU69 にフライバイするための途上にある。多くの宇宙狂達が次の月曜日のジュノ(Juno)の木星への到着を待っている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: 今日7月5日、NASAの木星探査衛星ジュノの木星軌道入りの中継放送があります。昨日の記事からウェブNASAテレビ接続先、中継予定など参照してください。なお、地球~木星の距離から、放送時間内に宇宙船からのデータが届くことはありません。解説主体の放送になることご承知置きください。

⇒ ⇒ ⇒ <追記>: ジュノ宇宙船は、軌道入り点火で減速され、日本時間7月5日午後0時53分に軌道入りが確認されました。なお、この日は米国では7月4日であり、米国独立記念日でした。 

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7月4日:ジュノ木星軌道入り/ハッブル木星のオーロラをとる

2016年07月04日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

1、ジュノ木星探査宇宙船軌道入り

日本時間明日7月5日、2011年8月5日に打上げられ木星を目指してきたNASAの木星探査衛星ジュノ(Juno)が木星に到達し、周回軌道に入ります。宇宙船による木星の探査は、2003年9月にミッションを終えたガリレオ宇宙船以来です。ジュノは20ヵ月間惑星を周り、この惑星のコアに関するデータを集め、磁場をマップし、大気の水とアンモニアの量を測定する予定です。

<出典>: 「オリジナル」

<大判>: イメージをクリック

中継放送の予定とリンク先。

日時(日本時間)放送の概要
7月4日 07:00 PM ~ 00:00 AM 事前説明記者会見;5時間
7月5日 01:00 AM ~ 02:00 AM 軌道入り前最終記者会見;1時間
7月5日 05:00 AM ~ 06:00 AM      同    :再放送;1時間
7月5日 09:00 AM ~ 10:00 AM      同    :再放送;1時間
7月5日 00:00 PM ~ 01:30 PM 軌道入りメインエンジン点火; 1.5 時間
7月5日 02:00 PM ~ 03:30 PM 軌道入り後科学概況説明; 1.5 時間
7月5日 10:00 PM ~ 11:00 PM      同    :再放送;1時間
7月6日 03:00 AM ~ 04:00 AM      同    :再放送;1時間

視聴は こちら から。

 

2、ハッブル木星のオーロラをとる

ハッブル、木星の大気における鮮明なオーロラを捕える

このオーロラは、NASAのジュノ宇宙船の木星への接近と軌道入りの、ハッブル宇宙望遠鏡画像分光計の一連の遠紫外線光観測で撮られた。天文学者達は、太陽系で最も大きな惑星木星の極の、惑星の大気に示される衝撃的な光、オーロラを調査するためにNASAのハッブル宇宙望遠鏡を使っている。このプログラムの狙いは、木星のオーロラが、太陽から発せられる帯電した粒子の流れ、太陽風の中の状態の変化にどのように反応するかを判断することである。

<出典>: 「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)」

<大判>: イメージをクリック

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7月3日:南極光/ジュノ木星の軌道に入る準備

2016年07月03日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

1、南極光

欧州宇宙機関の宇宙飛行士ティム・ピークは、彼のソーシャルメディアチャンネルに、この衝撃的なイメージを投稿しコメントした。「ステーションは、昨晩、壮大な南極光を通過した」
ティムは、国際宇宙ステーションでの彼の6ヶ月のプリンシピアミッションを終えて、2016年6月18日に地球に戻った。

<出典>: 「Space in Images;欧州宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: 欧州宇宙機関のティム・ピークは英国の出身である。彼は帰還後間もなく“EUからの独立”の渦に巻き込まれることになった。欧州宇宙機関(ESA)はEUの直接の機関ではないが密接な関係がある。EUからの離脱が確かなものになれば ESA からも離脱を余儀なくされるだろう。英国の宇宙開発は今後何処へ向かうのだろう?

2、ジュノ、木星軌道に入る準備

昨日の記事参照。

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7月2日:国際宇宙ステーションからの日没/ジュノ宇宙船木星軌道入り

2016年07月02日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

1、国際宇宙ステーションからの日没

NASAの遠征47ジェフリー・ウィリアムズは、海で反射する沈む太陽のこの合成イメージのために、2016年4月25日に一連の写真を捕えた。

<出典>: 「今日のイメージ(NASA Image of the day)」

<大判>: イメージをクリック

 

 

2、ジュノ(Juno)、木星のドアステップへ
 
NASAのジュノ宇宙船は、木星から 1,090 万キロメートルで、2016年6月21日にこのカラーの視界を得た。ジュノは7月4日に木星に到着するだろう。ジュノのその最初の接近で、この巨大な惑星の四つの大きな月 ― イオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト ― が、また惑星の明暗の雲の帯が見え始めている。ジュノは、木星システムのユニークな視点を与える木星の北極に接近している。接近に際して木星を撮った以前のミッションは、惑星の赤道に近い低緯度から木星システムを見た。この場面は、惑星の非常に近くから木星の大気の形の高解像度の視界を得るように設計された JunoCam と呼ばれるミッションの画像カメラで捕えられた。

<ひとこと>: 日本時間7月5日、木星探査衛星ジュノが木星の軌道に入る予定です。これまで木星は、ガリレオ宇宙船(NASA)が調査してきましたが、ジュノは、ガリレオが調査できなかった、ガスの巨体の内部を調査することを主務としています。しかし、その過程では、その衛星やリングも調査するでしょう。

日本時間7月5日午後1時から、NASAテレビで軌道入り最終中継放送があります。ただし、遠距離のため、イメージなどの同時中継は期待できません。英語解説が主体となりますがライブは こちら から。なお、ジュノ(英語読み)の名は、ローマ神話のジュピター(木星:ラテン語でユーピテル)の妻から。詳細および変更等は別途補足します。

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