W杯サッカーはベスト8の激闘が始まって、いよいよ佳境。圧倒的にゲームを支配していたブラジルが、オウンゴール1つでリズムをリズムを崩してガタガタになるのだから、サッカーは分からない。
さて、わが日本である。関空への出迎えが4200人、手に手に携帯を持って叫びまくるシーンはいささか異様だ。まあ、ほかに熱狂するものがないから仕方ないか。
日本のメディアは「勇気をもらった」「素晴らしい団結力」「岡田監督の決断光る」と褒めちぎり、大会前に酷評したことなどすっかり忘れたようである。健忘症と二枚舌も毎度のことだから仕方がない。
しかし、日本チームを海外がどう見たかについては正しく伝えてもらわないと困る。
1日の読売は「『サムライ・ブルー』世界が称賛」の見出しで、韓国や南アフリカ、イギリスなどの報道を紹介している。
規律正しく、必死にやったことは確かだ。海外もその点は認めている。でも、「ただそれだけ」という辛らつな批評が多かったことについても触れるべきだろう。琉球新報など地方紙の一部は共同電を使って2、3紹介しているが、大手メディアは掲載を避けたようだ。
こうした態度は日本人の国際感覚を狂わせてしまうのではないか。いろんな見方があると伝えるのがメディアの役割だろう。
以下に日本VSパラグアイ戦についての海外メディア評の一部を紹介する。
フランス・レキップ 試合は両チームの厳格な規律に支配され、守
備的で時につまらないミスが目についた。日
本とパラグアイの力は互角だった
ドイツ公共放送解説 どちらも攻撃で決定的局面をつくれなかった。
その意味ではつまらない試合だった。
イギリスITV 日本は野心が足りなかった。両チームとも
試合を落とすことへの恐怖心がゲームを支配
していたように見えた
ブラジル・UOL どちらも技術的には低レベル。日本はスピー
ドはあったが、攻撃に創造性がない
南アフリカ通信 どちらも攻撃をリードする役者が不在。今大
会、ここまでで最も退屈な試合の1つ
うがった見方もあろうが、こういうふうに見られていると知ることは大切だろう。
さて、わが日本である。関空への出迎えが4200人、手に手に携帯を持って叫びまくるシーンはいささか異様だ。まあ、ほかに熱狂するものがないから仕方ないか。
日本のメディアは「勇気をもらった」「素晴らしい団結力」「岡田監督の決断光る」と褒めちぎり、大会前に酷評したことなどすっかり忘れたようである。健忘症と二枚舌も毎度のことだから仕方がない。
しかし、日本チームを海外がどう見たかについては正しく伝えてもらわないと困る。
1日の読売は「『サムライ・ブルー』世界が称賛」の見出しで、韓国や南アフリカ、イギリスなどの報道を紹介している。
規律正しく、必死にやったことは確かだ。海外もその点は認めている。でも、「ただそれだけ」という辛らつな批評が多かったことについても触れるべきだろう。琉球新報など地方紙の一部は共同電を使って2、3紹介しているが、大手メディアは掲載を避けたようだ。
こうした態度は日本人の国際感覚を狂わせてしまうのではないか。いろんな見方があると伝えるのがメディアの役割だろう。
以下に日本VSパラグアイ戦についての海外メディア評の一部を紹介する。
フランス・レキップ 試合は両チームの厳格な規律に支配され、守
備的で時につまらないミスが目についた。日
本とパラグアイの力は互角だった
ドイツ公共放送解説 どちらも攻撃で決定的局面をつくれなかった。
その意味ではつまらない試合だった。
イギリスITV 日本は野心が足りなかった。両チームとも
試合を落とすことへの恐怖心がゲームを支配
していたように見えた
ブラジル・UOL どちらも技術的には低レベル。日本はスピー
ドはあったが、攻撃に創造性がない
南アフリカ通信 どちらも攻撃をリードする役者が不在。今大
会、ここまでで最も退屈な試合の1つ
うがった見方もあろうが、こういうふうに見られていると知ることは大切だろう。