酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

「サムライ・ブルー 世界が称賛」!ってか

2010-07-03 10:13:02 | Weblog
 W杯サッカーはベスト8の激闘が始まって、いよいよ佳境。圧倒的にゲームを支配していたブラジルが、オウンゴール1つでリズムをリズムを崩してガタガタになるのだから、サッカーは分からない。

 さて、わが日本である。関空への出迎えが4200人、手に手に携帯を持って叫びまくるシーンはいささか異様だ。まあ、ほかに熱狂するものがないから仕方ないか。

 日本のメディアは「勇気をもらった」「素晴らしい団結力」「岡田監督の決断光る」と褒めちぎり、大会前に酷評したことなどすっかり忘れたようである。健忘症と二枚舌も毎度のことだから仕方がない。

 しかし、日本チームを海外がどう見たかについては正しく伝えてもらわないと困る。

 1日の読売は「『サムライ・ブルー』世界が称賛」の見出しで、韓国や南アフリカ、イギリスなどの報道を紹介している。

 規律正しく、必死にやったことは確かだ。海外もその点は認めている。でも、「ただそれだけ」という辛らつな批評が多かったことについても触れるべきだろう。琉球新報など地方紙の一部は共同電を使って2、3紹介しているが、大手メディアは掲載を避けたようだ。

 こうした態度は日本人の国際感覚を狂わせてしまうのではないか。いろんな見方があると伝えるのがメディアの役割だろう。

 以下に日本VSパラグアイ戦についての海外メディア評の一部を紹介する。

 フランス・レキップ 試合は両チームの厳格な規律に支配され、守
           備的で時につまらないミスが目についた。日
           本とパラグアイの力は互角だった
 
 ドイツ公共放送解説 どちらも攻撃で決定的局面をつくれなかった。
           その意味ではつまらない試合だった。

 イギリスITV   日本は野心が足りなかった。両チームとも
           試合を落とすことへの恐怖心がゲームを支配
           していたように見えた

 ブラジル・UOL  どちらも技術的には低レベル。日本はスピー
           ドはあったが、攻撃に創造性がない

 南アフリカ通信   どちらも攻撃をリードする役者が不在。今大
           会、ここまでで最も退屈な試合の1つ

 うがった見方もあろうが、こういうふうに見られていると知ることは大切だろう。

 
コメント
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