ようやく臨時国会が召集され、鳩山由紀夫首相が就任後初めての所信表明演説を行った。
いやー、長い。小泉以降麻生までの4人と比べるとほぼ倍の50分強。チョーク工場や息子を自殺で亡くした婦人のエピソードを交えるなど、鳩山宇宙流全開だった。
中身は「改革」「変革」「抜本見直し」のオンパレード。最後は「平成の無血維新」と締めくくった。
吼えるだけだった小泉、復古調が空回りした安倍、戦う戦うと力んだ麻生らよりはましな演説に聞こえた。ただ、友愛を基調とする「人間に優しい政治」をどう実現していくかとなると、とたんに語尾がぼやける。「長期的視点に立って検討してまいります」といった具合に。
何をどういう手順でやるか。危機的状況に対処する処方箋を明確にすべきであった。そのへんは論戦で、ということなのか。
鳩山演説を評した自民党総裁の谷垣禎一のセンスは度し難い。演説内容について的確な批判が出てこなかったため、民主党議員の反応を皮肉ったのだろうが、言うに事欠いて「ヒトラーユーゲント」と口走ってしまった。補選に連敗したところに、蜜たっぷりの演説を聴かされて苛ついていたのかもしれないが、自身の余裕のなさを暴露してしまったというしかない。
《自民党の谷垣禎一総裁は26日、臨時国会で行われた鳩山由紀夫首相の所信表明演説について、「ヒトラーの演説にヒトラー・ユーゲント(ナチスの青少年組織)が賛成しているような印象を受けた」と評した。演説への民主党議員の拍手や歓声が多かったことに関し、国会内で記者団に語った。具体的な理由の説明はなかったがナチスドイツに例えた発言だけに反発が出そうだ》=毎日jp=。
「あんたが大将なんだから」と涙を流し、「みんなで頑張ろうぜ」と拳を突き上げた谷垣が、こんなお粗末な評しかできない。これでは自民党は廃れる一方だろう。明日の代表質問には総裁自らが登壇するという。気負いすぎるとろくなことにならない。今日は自転車でもこいで、体調を調えてください。
いやー、長い。小泉以降麻生までの4人と比べるとほぼ倍の50分強。チョーク工場や息子を自殺で亡くした婦人のエピソードを交えるなど、鳩山宇宙流全開だった。
中身は「改革」「変革」「抜本見直し」のオンパレード。最後は「平成の無血維新」と締めくくった。
吼えるだけだった小泉、復古調が空回りした安倍、戦う戦うと力んだ麻生らよりはましな演説に聞こえた。ただ、友愛を基調とする「人間に優しい政治」をどう実現していくかとなると、とたんに語尾がぼやける。「長期的視点に立って検討してまいります」といった具合に。
何をどういう手順でやるか。危機的状況に対処する処方箋を明確にすべきであった。そのへんは論戦で、ということなのか。
鳩山演説を評した自民党総裁の谷垣禎一のセンスは度し難い。演説内容について的確な批判が出てこなかったため、民主党議員の反応を皮肉ったのだろうが、言うに事欠いて「ヒトラーユーゲント」と口走ってしまった。補選に連敗したところに、蜜たっぷりの演説を聴かされて苛ついていたのかもしれないが、自身の余裕のなさを暴露してしまったというしかない。
《自民党の谷垣禎一総裁は26日、臨時国会で行われた鳩山由紀夫首相の所信表明演説について、「ヒトラーの演説にヒトラー・ユーゲント(ナチスの青少年組織)が賛成しているような印象を受けた」と評した。演説への民主党議員の拍手や歓声が多かったことに関し、国会内で記者団に語った。具体的な理由の説明はなかったがナチスドイツに例えた発言だけに反発が出そうだ》=毎日jp=。
「あんたが大将なんだから」と涙を流し、「みんなで頑張ろうぜ」と拳を突き上げた谷垣が、こんなお粗末な評しかできない。これでは自民党は廃れる一方だろう。明日の代表質問には総裁自らが登壇するという。気負いすぎるとろくなことにならない。今日は自転車でもこいで、体調を調えてください。
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