勝負とは残酷です。
岐阜県各務原で行われたホッケー五輪最終予選決勝。
現地で観戦した女子は勝ち、ロンドン切符。翌日テレビ観戦した男子は44年ぶりの五輪を前に、わずか1点差で夢破れました。
さくらJAPANこと女子代表の安田監督のインタビューが耳から離れません。
「攻撃が最大の防御ですから」
ホッケーは、ド素人ですが勝負を分けたのは、戦略とメンタルだったのではないでしょうか?特に地力の差が少なければ、それが一層際立ちます。
負けたら終わりの戦いだから、何が起こるか分かりません。シビれるような戦いにどう立ち向かうのか?
女子は初っ端から飛ばしました。
攻めて攻めての5-1。相手のアゼルバイジャンの攻撃力を前からのプレッシャーで潰し、ボールの支配力で完全に上回りました。
さて男子です。
攻撃力を全面に押し出す南アに対し守備から入りました。自陣に壁を作りカウンター。終盤に勝負をかける作戦。
前半は目算通りの0-0。
ただ後半、先制点を与えた後のリアクションに組織のほつれが見えました。
攻めるのか、守るのか。
前線とDFが間延びしているように見えました。意識がまとまっていない、そう見えました。混乱の中で許してしまった2点目。
終盤に猛攻撃をかけ1点を返しましたが、時間が足りませんでした。
あの時間帯をうまく乗り切れていれば…。悔やんでも後の祭りです。
南アとは予選で追いつかれて、追いつかれての3-3のドローでした。
初めから打ち合う選択もあったのではないでしょうか?
会場は完全ホーム。大歓声を後押しに攻める選択ができたのではないのでしょうか?
会場は、中学、高校から大学生のホッケー選手で半分以上が埋まっていました。チケットの手売りからボールボーイまで。手作りの会場は期待に満ち溢れていました。
次の五輪からは最終予選がなくなるそうです。ワールドリーグが作られて、そのランキングがもとになる選考。そう弱者がツワモノを喰う確率が、より少なくなります。
最初で最後、千載一遇の決戦で、喫した痛恨の1敗。スタジアムで声を枯らしたホッケー少年に、どう映ったのでしょう?
将来の糧になる一敗。
夢が閉ざされた一敗。
それにしても、完全敵地で攻めまくった南アの姿勢は、美しかった。ボールスポーツの原点を見た気がします。
勝負に勝ちたいなら
ボールを持て。
そして攻めろ。
岐阜県各務原で行われたホッケー五輪最終予選決勝。
現地で観戦した女子は勝ち、ロンドン切符。翌日テレビ観戦した男子は44年ぶりの五輪を前に、わずか1点差で夢破れました。
さくらJAPANこと女子代表の安田監督のインタビューが耳から離れません。
「攻撃が最大の防御ですから」
ホッケーは、ド素人ですが勝負を分けたのは、戦略とメンタルだったのではないでしょうか?特に地力の差が少なければ、それが一層際立ちます。
負けたら終わりの戦いだから、何が起こるか分かりません。シビれるような戦いにどう立ち向かうのか?
女子は初っ端から飛ばしました。
攻めて攻めての5-1。相手のアゼルバイジャンの攻撃力を前からのプレッシャーで潰し、ボールの支配力で完全に上回りました。
さて男子です。
攻撃力を全面に押し出す南アに対し守備から入りました。自陣に壁を作りカウンター。終盤に勝負をかける作戦。
前半は目算通りの0-0。
ただ後半、先制点を与えた後のリアクションに組織のほつれが見えました。
攻めるのか、守るのか。
前線とDFが間延びしているように見えました。意識がまとまっていない、そう見えました。混乱の中で許してしまった2点目。
終盤に猛攻撃をかけ1点を返しましたが、時間が足りませんでした。
あの時間帯をうまく乗り切れていれば…。悔やんでも後の祭りです。
南アとは予選で追いつかれて、追いつかれての3-3のドローでした。
初めから打ち合う選択もあったのではないでしょうか?
会場は完全ホーム。大歓声を後押しに攻める選択ができたのではないのでしょうか?
会場は、中学、高校から大学生のホッケー選手で半分以上が埋まっていました。チケットの手売りからボールボーイまで。手作りの会場は期待に満ち溢れていました。
次の五輪からは最終予選がなくなるそうです。ワールドリーグが作られて、そのランキングがもとになる選考。そう弱者がツワモノを喰う確率が、より少なくなります。
最初で最後、千載一遇の決戦で、喫した痛恨の1敗。スタジアムで声を枯らしたホッケー少年に、どう映ったのでしょう?
将来の糧になる一敗。
夢が閉ざされた一敗。
それにしても、完全敵地で攻めまくった南アの姿勢は、美しかった。ボールスポーツの原点を見た気がします。
勝負に勝ちたいなら
ボールを持て。
そして攻めろ。