脱力日記

スポーツ、本、映画ときどき仕事。自分の身の回りにある、ふとしたことを書き留めたいと思います。気軽にコメント下さい。

決断

2012-05-16 18:46:49 | 日記
お昼のニュースのトップヘッダーが、香川帰国の話題でした。何だか凄いことになっています。

私が彼の生き方を見ていて優れているなと思うのは嗅覚、です。ピッチの中でゴールを察知するそれも優れていますが、より鋭く発揮されているのはピッチ外での選択ではないでしょうか。

セレッソ、ドルトムント。
共通するのは、アタッキングフットボールを展開するチームであること。ここなら活躍できる。彼の本能はそう察知したのでしょう。

さて移籍先です。
彼の本能になったつもりで想像してみます。まず一つ。次のチームもステップアップの内のひとつ。そう考えているのではないのでしょうか。彼の最終目的地はバルサだと聞きます。そこへ行くために何処が一番なのか?

またまた…そんなことを…と懐疑的なあなた。ではなぜ、契約があるのに香川の移籍が簡単にドルトムントに承認されるのか?

ある条件を越えた誘いが来たら移籍できる。間違いなく契約条項にもりこまれているはずなのです。
ここに、彼のしたたかさ、それを実行した凄さがあります。

そして五輪をどう考えるのか?
彼はきっと出たいはず。

まずマンU。ルーニーの近くの居心地は最高でしょう。しかもファーガソンは、見初めた選手は必ず使ってくれます。しかしバルサにも、五輪にも簡単にはきっと出してくれない…。

それではシティです。ナスリ、シルバ、同じタイプとの競争になる。ベンチの危険があります。それはファンマタを持ちながらフィジカルフットボールに傾きつつあるチェルシーも同様でしょう。

私の本命はずばりアーセナルです。バルサに似たポゼッションサッカーができる世界で唯一無二のチーム。優勝から遠ざかっているのも香川にとっては追い風か。エースとしてヒーローになれる可能性が高い。

セスクの時はこじれましたが、バルサとの関係も悪くない。
そして香川側はマンUでは認められないであろう五輪出場を条件として、たたきつけるでしょう。ベンゲルにとってもロンドンなら許容範囲か。

決断のポイントはファンペルシーの動向。残留ならサイン。流出なら、マンU。

しかし日本人のMFでこんな空想を楽しめるなんて…。ビッグクラブを天秤にかける大胆な天才。

袖にされるのはファーガソンかベンゲルか。決断はいかに。

許容

2012-05-16 12:02:42 | 日記
人って変わるんだなってつくづく思います。

現在、私の次男が入院しています。ロタウィルスに感染して5日間。

大変は大変なんですが、実は長男も同じウイルスで入院したことがありまして…。
まぁ慣れがあるわけです。経験という奴。

長男に朝食を作って学校に送り出して、病院に行って、仕事もやらなければならない。以前ならストレスたまりまくりだったはず。でも今回は違うんです。

それは許容できているから。

子供が病気にならなければ、あれもできるのに、睡眠不足にならなくてすむのに…そう思わない。
逆に看病しながらゆっくり読書ができる。長男としっかり向き合うことができる。さらに妻の大変さを実感することもできたり…。いいことづくめじゃん。ポジティブシンキングです。

そんな心境で頭をよぎった言葉があります。柔道女子、一つ勝てば五輪に出場だったのに、まさかの敗戦を喫した浅見選手のコメント。

「一週間前から緊張感で眠れなかった。私が五輪にいく資格はありませんでした」

戦う以前に、自分に負けてしまっていたのです。

まぁ一般人の私が言うのもなんですが、こんな風に自分を騙すことができたのではないでしょうか?

こんなに強く五輪のことを考えているのは私だけだ。眠れなくたって関係ない。この畳で、できることをやればいい。結果が出てしまえばプロセスなんて関係ない…と。

自分の等身大を受け入れると、人生は何となく楽になる。

テレビで学者さんがこんなことを言っていました。

寝れない寝れないと言っている人がいますけど、寝てるんですよ。じゃないと死んじゃう。ただ寝れていないという気持ちが強いだけ。

嘘か誠か、それもまた一理。
要は心の持ち方次第です。