腕白

この男、ワンパクにつきー。

スペイン勢対決となったヨーロッパリーグ決勝。私のハートをワシづかみにしたのは、ファルカオでもなく、ジエゴでもなく19歳のビルバオMFでした。

イケル・ムニアイン。とにかく彼は興奮しまくっていました。DFに回れば両足タックル、敗色濃厚の後半には、ガムシャラにドリブルで中央から突っ込みまくる。そして奪われる。まぁ全くメンタルがコントロールできていなかった…イッてる状態だった訳です。

そして3点目を許した時には、試合中にも関わらずピッチに突っ伏し、号泣してしまいました。そして試合が終わればまた号泣、表彰式の最中も涙…涙…。

分かるぜ、その気持ち。だって愛するビルバオにとって、またとないチャンスだったもんなぁ。

何だか清原のことを思い出します。ドラフトで裏切られた巨人に日本シリーズで雪辱した時の
あの涙。試合中にファーストベース上で泣いていた、あの顔。

さてムニアイン。普通なら交代させられる状態だったのにも関わらず、ビエルサ監督は彼を起用し続けました。

ワンパクでもいい逞しく育ってほしい。そんな親心。

清原は結局、巨人に吸収されてしまったけれどムニアインの未来はいかに？

愛するクラブに身を捧げるのか、それとも白い巨人あたりに吸収されてしまうのか？

スペイン五輪代表でもあるワンパク息子の今後が楽しみで仕方ないのであります。