優緋のブログ

HN変えましたので、ブログ名も変えました。

かみ合わない議論

2011-05-29 10:35:07 | おもいつくまま
最近、旦那は忙しい。
上下水道の電気設備の関係の仕事をしているから、大変なのだ。
何せ、宮城県特に仙台市の下水道は壊滅的だ。

仕事が忙しい上に、本社や工場から人が来るから、夜の飲み会も多い。
金曜日も帰ってきたのが11時過ぎ。

いつもなら、ゆっくりとビールを飲んでくつろぐところだが、もう夜遅いから寝ようか、と思っていた。

そうしたら、「なんか食べるもの、ない?」というので、焼きイカを温めて出した。
でもって、旦那がビールを飲みだしたので、つい私も合流。

ちょっと、と思ったのだが、なかなかそうは行かない。
そのうち、何かの拍子にまた原発の話になってしまった。

そうなると、もう止まらない。

旦那は、原子力という大きなエネルギー源を利用すべきだという。
危険かもしれないが、コントロールできるようにいつかはなるから、進めるべきだという。
人間は、そうやって進歩してきたのだから、前に進むべきだと。

旦那の思いは、わかる。
火を使い始めて以来、人間は常に危険と隣り合わせにいながら、エネルギーを使ってきた。
新しいエネルギーを開発しながら、発展してきた。
それを止めてはいけないと…。

しかし、私は一人の母親として、命を削ってまでエネルギーを確保しようとすることが許せない。
他に手段がないのならともかく、危険な原子力に頼らずとも、火力と水力で十分まかなえるのだ。

では、何のために原子力にこだわるのか。
それは、核を持つ技術と材料を保持するため。といわれる。
それが許せない。

戸田創価学会第2代会長は、「原水爆禁止宣言」で、もし原水爆を、いずこの国であろうと、それが勝っても負けても、それを使用したものは、ことごとく死刑にすべきであるということを主張するものであります。なぜかならば、われわれ世界の民衆は、生存の権利をもっております。その権利を脅かすものは、これ魔物であり、サタンであり、怪物であります。それをこの人間社会、たとえ一国が原子爆弾を使って勝ったとしても、勝者でも、それを使用したものは、ことごとく死刑にされねばならんということを、私は主張するものであります。

と述べている。

旦那は、核を使うことはだめだが、国が独立を保つために、現状では(今の世界情勢を考えれば)、技術を保持することは必要だという。自衛隊が必要なように。

わかる。だけど…

もう、ここらあたりで、旦那はギブして退散した。

そして、ナムリソタ相手に延々4時までワインを飲みながら議論した。

優しいやつだ。
俺が相手して、お母さんの気が晴れるなら、と最後まで付き合ってくれた。

でも、気が晴れるどころか、二日酔い、自己嫌悪。
朝は何とか起きてご飯支度したが、後ダウン。

スンマセン。こんなややこしい女房で。
どうか、見捨てないでくださいませ。


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