ちょっと、疲れてます。
原発の本を借りてきても、読む気がしない。
きっかけは、原発だったかもしれないけれど、今は、もう何で憂鬱なのかも分からなくなってきた。
晩御飯を作るのも、しんどいです。
こんなときこそ、題目だって、頭では分かっていても、身体と心が動きません。仏壇が遠い。
そんなわけで、違う世界へ行ってみたくて北川ワールドへ。
北川さんは、私と同い年だ。
なのに、ずいぶん違う世界に住んでいる。
私は、恋愛には遠い世界に住んでいる。過去も、現在も。
なぜなんだろう、って思いながら本を読んだ。
北川さんは、もちろん職業柄もあるんだろうけれど、言葉を大事にするから、相手の気持ちを大事にするから、ときめきや潤いがある人生を送れているんだな、と思った。
出かけ間際に、急いで準備しているとき電話がかかってきたら、普通なんて言います?
「ごめん!これから出かけるところなんだ。またにして。」ですよね。
そうしたら、「あ、そう。ごめん。かけなおすわ。」でおしまい。なんて事務的。
ところが、北川さんは相手が何で電話してきたかに考えをめぐらせて、「長く話そうとしてくれてる?」って聞くんだな。
そうしたら相手は、「いかようにでも。」って返してくれる。素敵じゃありません?惚れるよね、こんなこと言われたら。
ゲームの話ばっかりしている子どもたちにうんざりし、「美しい日本語と暮らしたい」って思ってたけれど、私に足りないのは「愛ある言葉」なんだ、きっと。そのためには、自分が「愛に満ちた言葉かけ」ができるようにならないとね。